2019年 3月3日  ナンバンキブシ


「ナンバンキブシはキブシと同一種」と分かりましたが、観察は続けようと、
一昨年、昨年とも開花確認記録をして、確認数には入れていません。
 昨日、雄花しか見ていなかったその株に、果実が下がっているのを確認しました。


【@ 2年前に、果実が1個ついているのを見たのに、同行の友人も私も、撮っていなかったので、今回!】
19.3.2 撮影

          ナンバンキブシ Stachyurus praecox var.lancifokius
                   〈南蛮木五倍子〉(キブシ科 キブシ属) 花期は3〜4月。
         キブシの変種で、海岸近くの山地に生える落葉低木。雌雄異株。
         キブシに比べると、枝が太く、葉は大きくてかたく、
         長さ10-17cmの広卵形または長卵形で、基部は円形または浅い心形。
         裏面は白っぽい。
         花もやや大きく、長さ8-10mm。
         果実は長さ8-15mmの楕円形。
         
        山渓ハンディ図鑑「樹にに咲く花」
         キブシは地域的な変異が多く、1918年には大隅半島でナンバンキブシが記載され、
         その後、山口県、四国、九州、屋久島などからも報告されている。

        改訂新版「日本の野生植物 3」
         ナンバンキブシ、ハチジョウキブシ、エノシマキブシなどとよばれるものでは、
         小枝は太く、花序は数多く、果期には葉身はやや厚質に見えて大型で基部は円形となり、
         果実がやや大きいとされてきたが、個々の特徴ではいずれもキブシと連続する。
         関東地方の以西の海岸や低地で見られるが、キブシと区別できず、同一種である。


【@を拡大しました − 果実が4個ある − 一つの花序全部が雌花だったということ?】
19.3.2 撮影

* * * * * こんな時もありました * * * * *
                                 
【A今回と同一株です − 2017年3月25日の日記から
17.3.25 撮影

【Aを拡大しました − 雄花です。 − 2017年3月25日の日記から】
17.3.25 撮影

 今年はどうなるのか・・・昨日はまだ蕾がかたかったのですが、楽しみです。
 全部の花序を見てみましょう。
 こんなことがあるから、20年経っても、秋吉台歩きは飽きないのです。
 冬に入った頃に、「もう、やめようか」と言っていたのは誰?(笑)


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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