ナンバンキブシ Stachyurus praecox var.lancifokius
〈南蛮木五倍子〉(キブシ科 キブシ属) 花期は3〜4月。
キブシの変種で、海岸近くの山地に生える落葉低木。雌雄異株。
キブシに比べると、枝が太く、葉は大きくてかたく、
長さ10-17cmの広卵形または長卵形で、基部は円形または浅い心形。
裏面は白っぽい。
花もやや大きく、長さ8-10mm。
果実は長さ8-15mmの楕円形。
山渓ハンディ図鑑「樹にに咲く花」
キブシは地域的な変異が多く、1918年には大隅半島でナンバンキブシが記載され、
その後、山口県、四国、九州、屋久島などからも報告されている。
改訂新版「日本の野生植物 3」
ナンバンキブシ、ハチジョウキブシ、エノシマキブシなどとよばれるものでは、
小枝は太く、花序は数多く、果期には葉身はやや厚質に見えて大型で基部は円形となり、
果実がやや大きいとされてきたが、個々の特徴ではいずれもキブシと連続する。
関東地方の以西の海岸や低地で見られるが、キブシと区別できず、同一種である。
【@を拡大しました − 最新の図鑑では「キブシと区別できず、同一種である」とのこと】
17.3.25 撮影
【A見てきたのはすべて雄株でした】
17.3.25 撮影
【B】
17.3.25 撮影
【Bを拡大しました】
17.3.25 撮影
【C − 8年前には随分小さかった2個体目です】
17.3.25 撮影
【Cを拡大しました】
17.3.25 撮影
☆「ナンバンキブシ」として開花確認してきましたが、今年限りにしようかと思案中です。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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