ナンバンハコベ Silene baccifera var.japonica〈南蛮繁縷〉(ナデシコ科 マンテマ属)
花期は8〜10月。 変った花の形から、異国風という意味で南蛮とつけられたが、外来種ではない。
山野に生える多年草。茎はつる状でよく分枝し、長さ1m以上に伸びる。 葉は対生。長さ2-5cmの卵形で、上面は無毛、下面脈上とへりに短毛がある。 花は半球形の萼が目立つ。 花弁5、雄しべ10、雌しべ1よりなり、 花弁は白色、途中で急に外側に曲がり、先が深く2裂する。 果実は球形、やや液果に近く、のちに乾いて黒くなり、多くの黒い種子を入れる。 ※ナンバンハコベは、他のマンテマ属の刮ハが乾くと裂開するのに対して、 液状で黒熟するためナンバンハコベ属 Cucubalus として分けることもある。
【A】
15.8.26 撮影
【Aを拡大しました】
15.8.26 撮影
この場所は、昨年、齊藤さんに教えてもらっていましたが、ナンバンハコベの開花確認を自分でやらなかったのは今年が初めてのことです。
ほかの植物でも、ずっと見てきた場所で勢いがなくなり、そのまま消えてしまったのもあれば、また復活したりしてきました。
そうですね、多年草といっても、同じ個体が何十年も生き続けているのではないので、うまく世代交代できなかったら、そこでは見られなくなるのですね。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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