9月26日 ナンバンギセル・スズメウリ
ナンバンギセル〈南蛮煙管/別名オモイグサ〉(ハマウツボ科) 花期は8〜10月。 花の形がキセルに似ていることによる名。山野に生える1年生の寄生植物で、ススキ、ミョウガ、サトウキビの根によく寄生する。茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、狭三角形の鱗片葉が数個互生する。茎のように見える高さ15〜20pの花柄の先に淡紫色の筒状の花を横向きにつける。花の長さは3〜3.5p。 最近ずっとお盆過ぎに開花していたナンバンギセルが、今年は数が少ないためか、なかなか見つけられなくて、私が初めて見たのは9月13日でした。 それからも、例年のようにどんどん出てくることはなく、チラチラと見かける程度の寂しい年です。 【上の画像を拡大しました】 【今年見た一番の大家族は】 人間世界の少子化よりは多いものの、大家族が見られないのも残念です。 【スズメウリ】 原野や水辺などに生えるつる性の1年草。雌雄同株。茎は細く、巻きひげでいろいろなものに絡みつきながら伸びる。葉は巻きひげと対生し、三角状卵心形で、しばしば浅く3裂する。花は白色で直径6o。雄花、雌花ともに葉腋に単生するが、枝先ではときに雄花が総状につくこともある。 9月5日のスズメウリの様子を見に来たら、まだ白い花も見え、つるの下の方に直径1.5pほどの緑色の実がなっていました。 ここで来年も見られるよう、熟して、たくさん種を落としてくれますように。 【上の画像を拡大しました】 |