9月5日  スズメウリ(ウリ科)

  05.9.5 撮影
   
 スズメウリ〈雀瓜〉(ウリ科) 花期は8〜9月。
 原野や水辺などに生えるつる性の1年草。雌雄同株。茎は細く、巻きひげでいろいろなものに絡みつきながら伸びる。葉は巻きひげと対生し、三角状卵心形で、しばしば浅く3裂する。花は白色で直径6o。雄花、雌花ともに葉腋に単生するが、枝先ではときに雄花が総状につくこともある。
 
 一昨日、湿地のやぶで、つるについた、小さくて薄い葉を見つけました。
 去年見られなかったスズメウリです。
 「台風14号が来る前に咲いていますように」と、祈りながら、長靴と雨傘姿で来てみたら、明日咲くつぼみです。「そんな・・・。台風で傷みつけられたら、今年も見られなくなる」と、別株がないかと探したら、白い花が咲いていました。

                         【雄花】                    
                        05.9.5 撮影
                                 
                         【雌花】                  
05.9.5 撮影

「雄花と雌花が1個ずつ、長い柄をもって並んでつくことが多く、
雌花には、下に丸い緑色の子房があるので、すぐ分かる」
                 
 1度だけ見ていたスズメウリは、一昨年10月、“秋吉台のやまんば”さんが、林道わきで見つけられたものでしたが、昨年は出てきませんでした。
 昨日はキカシグサを、今日はスズメウリを見ることができ、雨にも負けず歩いた甲斐がありました。