2019年 8月25日 ナンバンギセル |
ナンバンギセル Aeginetia indica 〈南蛮煙管/別名オモイグサ〉 (ハマウツボ科 ナンバンギセル属)花期は8〜10月。 長い柄の先につく花の形がキセルに似ていることによる。 山野に生える1年生の寄生植物。 ススキ、ミョウガ、サトウキビの根によく寄生する。 茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、 狭三角形の鱗片葉が数個互生する。 茎のように見える高さ15-20cmの直立した花柄の先に 淡紫色の花を横向きにつける。 花冠は長さ3-3.5cmの筒状で、先は浅く5裂し、ふちは全縁。 萼は黄褐色で淡紅紫色のすじが入り、先端はとがり、 下側はほとんど基部まで裂ける。 果実は刮ハで長さ1-1.5cmの卵球形。 花期:7〜9月 分布:日本全土 − 増補改訂新版「野に咲く花」 − 【Aほかでは見つからず、ナンバンギセルだけを目的に来た甲斐がありました】 * * * * * * * * * *
昨年は、高温で乾燥した夏が長く続いたため、ナンバンギセルの姿が見えず、 探し回って見つけたのは、9月20日でした 。 今年の夏は異常な高温・乾燥ではなかったし、最近、毎日のように短時間ですが雨が降り、 ナンバンギセルがほぼ例年並みに出てくれました。 オミナエシ・ミシマサイコ・マツバニンジンは、例年よりたくさん咲いています。 秋吉台の秋の花で心配なのは、ウメバチソウだけになりました。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |