2017年 12月4日 ナガバタチツボスミレ |
ナガバタチツボスミレ Viola ovato-oblonga〈長葉立坪菫〉 (スミレ科 スミレ属) 花期は12〜4月。 平地〜山地の林床や林縁に生える、高さ10-30cmの多年草。 有茎種。地下茎は横走し、短くかつ太く、肥厚して木化する。 茎は叢生して分枝し、果時には高さ40cmになる。 根出葉は卵心形〜心形または卵形、長さ2-4cm、 先端が少しとがる波状の鋸歯がある。 茎葉の葉身は狭卵状狭三角形〜披針形、長さ6cmになり、 先端は鋭頭、基部は心形〜くさび形、ふつう両面ともに無毛。 (タチツボスミレは根生葉と茎葉がほぼ同じ形なので区別できる) 托葉は狭披針形、羽状に深裂する。 葉や托葉の裏面は紫色を帯びることが多い。 花期は3〜5月。花は淡紫色で中心部は白色、径1.5-2cm。 花弁は長さ12-15mm。側弁の基部は無毛または有毛。 花柱は筒形、花柱上部は先端に向かって次第に太くなり、 柱頭は下向きに短く突き出し、突起毛はない。 距は太く長く、長さ7-8mm。 − 改訂新版「日本の野生植物 3」 − 【@を拡大しました】 * * * * * * *
“冬来たりなば春遠からじ”…今を大切に、楽しみます。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |