スミレ Viola mandshurica〈菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜5月・9〜12月。
耕作地の縁や河川敷などのほか高原や海岸にも生える、高さ6-20cmの多年草。
葉は斜上し、葉身は濃緑色で表面はやや厚く、鈍い光沢があり、
三角状披針形ないし楕円状披針形、鈍頭、
基部は切形または柄に細まり、長さ3-8cm、低い鋸歯があり、
葉柄は長さ3-15cm、上方に翼があり、しばしば紅色を帯びる。
花期は3〜6月。花は大型で径約2cm、濃紅紫色、
花柄は長さ5-20cm。萼片は披針形、付属体は全縁。
花弁は長さ12-17mm、側弁の基部は有毛。
花柱は虫頭形(カマキリの頭形)、上部が左右に張り出し、
柱頭はごく短く突き出る。
距は長さ5-7mm。
花が白色で紫色の条があるものをシロガネスミレf.hasegawae Hiyama,
側弁の基部が無毛のものをワカシュウスミレf.madia(Nakai) Hiyama、
八重咲品をコモロスミレf.plena Hort.exF.Maek.という。
− 改訂新版「日本の野生植物 3」 −
【@を拡大しました −三角状披針形ないし楕円状披針形、鈍頭 、低い鋸歯があり、】
17.12.4 撮影
「葉柄は長さ3-15cm、上方に翼があり」
【@−2.花は大型で径約2cm、濃紅紫色、側弁の基部は有毛】
17.12.4 撮影
【A側弁の基部が無毛のものは変種、ワカシュウスミレとのことですが】
17.12.4 撮影
【A−2.これも有毛】
17.12.4 撮影
【Bたくさん咲いているので、あれこれと撮ってみましたが】
17.12.4 撮影
【Bを拡大しました − 十数年前には、側弁の基部が無毛のものをよく見かけましたが】
17.12.4 撮影
【Cこの辺りでは見つけられませんでした】
17.12.4 撮影
◇今冬は、近年の冬よりも寒さが厳しいとの予報ですが、
秋に開花しても花が咲いたまま越年したのを見ていないスミレ、この冬はどうでしょうか。
◇ワカシュウスミレを来年は必ず見つけたいと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|