2022年 7月10日  ムカゴソウ −その2



【@7月7日の個体の花が咲き進んだ姿を】
22.7.9 撮影

          ムカゴソウ Heminium lanceum 〈零余草〉(ラン科 ムカゴソウ属) 
                                        花期は7〜8月。
         亜寒帯〜熱帯のやや湿った草地に生える。
         根は短く、一部は球状に肥厚する。
         茎はやや細く高さ20-45cm、中部に3〜5葉を互生する。
         葉は線形または広線形で鋭尖頭、長さ8-20cm、幅5-10mm、
         基部は茎を抱く。
         6〜8月、淡緑色の小花を多数穂状につける。
         苞は卵状三角形で先端は鋭尖頭。
         萼片は長楕円形、鈍頭、長さ2-2.5mm。
         側花弁は線状被針形、萼片より少し短い。
         唇弁は長さ6-8mm、線形、基部はやや幅広い。
         中央まで3裂し、側裂片は糸状で長いが、
         中裂片ははなはだ短く突起状。距はない。
         蕊柱は短く小さい。
          − 改訂新版「日本の野生植物1」 −
        
         [山口県絶滅危惧TA類] 

【@を拡大しました 】
22.7, 9 撮影
                                 
【@を拡大しました 】
22.7 9 撮影


 今年、私がムカゴソウを確認しているのはこの個体を含めて3個体だけです。
 高温と乾燥の気候の影響でしょうか?
 ムカゴソウは、秋吉台ではまさしく、[山口県絶滅危惧TA類]と、痛感しています。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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