2017年 12月3日  マユミ



【@真っ赤な実が鈴なりのマユミを − 龍護峰に登る途中の採石場跡で】
17.12.3 撮影

       マユミ〈真弓〉 Euonymus sieboldianus (ニシキギ科 ニシキギ属) 花期は5〜6月。
      枝がよくしなうので弓を作ったことによる名。
      落葉小高木または高木。雌雄異株。
      高さ1.5-8m、まれに12mに達する。
      樹皮は暗灰色〜褐灰色、コルク質がやや発達し、不規則に浅く縦裂、
      小枝は紫褐色または褐灰色、小さな皮目を散生し、
      今年枝は緑色、平滑、わずかな4稜がある。
      葉は対生し、葉身は草質、長楕円形ないし楕円形または狭卵形、
      長さ5-15cm、幅2-8cm、基部は円形ないしくさび形、鋭頭または急鋭尖頭、
      細鋸歯があり、上面は深緑色、下面は淡緑色、両面ともほぼ無毛。
      花期は5〜6月。今年枝の下部1〜3節の低出葉の葉腋ないし
      その上位1節の普通葉葉腋に集散花序1〜5対が開出し、1〜7花をつける。、
      花は淡黄緑色〜白色、4数性、径約1cm。
      花弁は長楕円形、長さ約4mm、縁に波状の低い鋸歯がある。
      雄しべは4個、花盤の上につく、葯は2室で濃赤紫色。
      両性花と雄花とがあり、
      雄花では雄しべは長く、花糸は長さ1.5-2mmで葯より長いが、花柱は短く突起状。
      両性花では、花糸が葯より短いが、花柱が長く、長さ約1mm。
      刮ハは倒三角形または正方形、4稜があり、径5-9mm、長さ7-10mm。
      先は凹入し、9〜11月に淡紅紫色ないし鮮紅色または淡黄褐色に熟し、
      4裂開して、朱色で光沢のある仮種皮に包まれた種子を出す。

      − 改訂新版「日本の野生植物 3」 −

【@を拡大しました − 色が鮮紅色です】
17.12.3 撮影
                                 
【A】
17.12.3 撮影

【Aを拡大しました −刮ハは先が凹入し、9〜11月に淡紅紫色ないし鮮紅色または淡黄褐色に熟し
17.12.3 撮影

【B4裂開して、朱色で光沢のある仮種皮に包まれた種子を出す
17.12.3 撮影

【C私が見てきたマユミの実を】
13.12.4 撮影

【Cを拡大しました − 刮ハは淡紅紫色です】
13.12.4 撮影

* * * * * 花の画像を探しましたが * * * * *

【D】
16.5.8 撮影

【E − Dの左に伸びた枝を】
16.5.8 撮影

【Dを拡大しました − 雄花です】
16.5. 8 撮影

【E】
12.5. 16 撮影
【Eを拡大しました − 雄花です】
12.5 .16 撮影

両性花は、2011年の日記にあるだけでした。

マユミの両性花の撮影を来年の宿題にします。←これで宿題はいくつ目?(汗)(笑)


* * * * * おまけ − 今日の龍護峰を* * * * *

【Fムベ − 登山道を林から草原に出た所で】
17.12.3 撮影

【Fを拡大しました − 手が届かない高い所だから、取られないで無事なのです】
17.12. 3撮影

【Gムラサキセンブリは、ほとんどが実になっていましたが】
17.12.3 撮影

【H長い間楽しんだススキも、もう終わりに近づきました】
17.12.3 撮影

【I今日も最高の天気に恵まれました − 同行の友人が撮影】
17.12.3 撮影

* * * * * * *

 昨日、インタープリター3人で、来年のエコツアーについて話し合いました。
 ツアーを6回行って、
 そのうちの5回を龍護峰にし、同じ場所の四季の変化を楽しんでいただくことにしました。
 (計画表は、12月2日の日記『2018年のエコツアー』に上げました)

 今年、私は龍護峰に数えられないほど訪れ、道筋の植物の変化を楽しみました。
 今日も登山道を歩きながら、
 皆さまにも、同じ個体の季節による移り変わりを是非見ていただきたいと、 強く感じました。

 
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP