2月4日  マサキ・イスノキ

     マサキ            06.2.4 撮影
   
 マサキ〈柾・正木〉(ニシキギ科 ニシキギ属) 花期は6〜7月。
 海岸近くの林内や林縁に生える高さ2〜6mになる常緑低木。葉は対生、まれに互生する。葉身は楕円形で、ふちには浅い鋸歯がある。質は厚く、両面とも無毛。葉柄は長さ約1p。葉腋から集散花序を出し、黄緑色または緑白色の花を7〜15個つける。花は直径約7o。果実は朔果。直径6〜8oの球形で、11〜1月に紅色に熟し、4裂する。種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶらさがる。
 

 林の奥で、横に株が張ったマサキを3本見つけましたが、果実は全く見られなかったので、昨年花を見つけた、林縁で川のそばのマサキを見に来ました。
                                        
【上の画像を拡大しました】
 06.2.4 撮影

花の時と同じように足元が気になって、これ以上は無理でしたが、
マサキの果実でした。
 
  【こんな時もありました】  
05年7月19日の日記から)  05.7.19 撮影

【イスノキ】
06.2.2 撮影
                               
 イスノキ〈柞/別名ヒョンノキ・ユスノキ〉(マンサク科 イスノキ属) 花期は4〜5月。
 暖地の常緑樹林を構成する樹種のひとつ。高さ10〜20mになる常緑高木。ふつう雌雄同株。葉腋に円錐花序を出し、上部に両性花、下部に雄花がつく。

 林道わきで数株、高いものは10mあるイスノキを見つけました。
 昨年12月に皇座山で教えてもらったのは、かなり刈り込まれたものでしたが、これは自然のままの樹形です。 
【葉は互生し、皮質で全縁】
06.2.2 撮影

2月1日、伸びて茂ったササの間から出ている葉が目につきました。
「こんな葉知らない!」で、帰宅して葉から検索して「イスノキらしい」と。
撮った葉に虫えいも多数写っていました。

【翌2日、木化した虫えいを探しました】
06.2.2 撮影

【果実もありました】
06.2.2 撮影
          
 「見たことがない葉」を見つける作業から始まって、2日かけて、イスノキと分かりました。
 生え方から考えて、以前植えられたものが伸び放題になっているのだと判断、この姿を頭にたたき込んだあと、常緑樹が生い茂る斜面に自生しているイスノキを探すこと2日・・・。
 
3年前に“秋吉台のやまんば”さんに連れて行ってもらった時は、きつい斜面を1時間くらいかけてよじ登ったので、怖かったし、全く覚えていないので、私は林道から下る方法を。
 台風で倒木が多いし、やまんばさんの体調を考えると、同行をお願いするのはためらわれ、一人での作業です。
 あと何日かかるか分かりませんが、自生のイスノキを必ず見つけますから。