1月29日 コタチツボスミレ 


【コタチツボスミレを開花確認しました】
   10.1.29 撮影
昨年11月にオオタチツボスミレが咲いていた林道ですが、
ここでのコタチツボスミレの開花確認は初めてです。

   
 コタチツボスミレ〈小立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜5月。
乾燥気味の林縁に多い高さ5〜10cmの多年草。タチツボスミレの変種。
タチツボスミレと区別する主な特徴は
@葉の基部が切形〜浅い心形で、深い心形にならない。
A匍匐性が強く、花のあと茎が地面をはう。
B葉の鋸歯が粗く、はっきりとがっていること。
葉は三角形で基部が切形になるのが基本だが、幅広の腎形になるもの、基部が心形になるもの、やや細長くて先端がとがるものなど、変化がある。
葉の表面は起伏がなく、葉脈が目立たない。
花は直径約1.5cmとやや小型で淡紫色。花柄は無毛。距は紫色を帯びる。
花弁の幅が広く色むらがないためきれいな印象を受ける。
   
       【上の画像を拡大しました −「花は直径約1.5cmとやや小型で淡紫色」】        
 10.1.29 撮影
花弁の幅が広く色むらがないためきれいな印象を受ける。
距は紫色を帯びる


  
葉は三角形で基部が切形になるのが基本だが  
10.1.29 撮影
幅広の腎形になるもの、基部が心形になるもの、
やや細長くて先端がとがるものなど、変化がある

「葉の表面は起伏がなく、葉脈が目立たない」

* * * * * * おまけの花 * * * * * *

  
タチツボスミレ − あちこちの林縁で、ぽつぽつと咲いています  
10.1.26 撮影
上の画像を拡大しました
10.1.26 撮影

今、ほかに見られるスミレの花は、コスミレとアオイスミレ。
早くスミレがたくさん咲く春になってくれないかなと思う一方で、
「もう少しゆっくりと季節が動いてほしい」とも・・・。


 コタチツボスミレの花盛りのころは、こちら。 
スミレの同定は難しいです。一目でコタチツボスミレと思ったのですが、だんだん自信がなくなって、悩んで考えた末、「やっぱりコタチツボスミレ!」ということになりました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。