ミヤコアオイ Asarum asperum〈都葵〉(ウマノスズクサ科 カンアオイ属) 花期は2〜4月。 低山地の広葉樹林下に生える多年草。 葉身はやや薄く、卵円形、楕円形、あるいは卵状楕円形で 長さ6-10cm、幅4-8cm、先は鈍頭、基部は心形で、 その両側片はときに耳状に張り出して全体がほこ形になることもある。 表面は平坦、光沢が弱く、雲紋状に斑が入り、短毛がまばらにある。 裏面は無毛。葉柄は長く紫褐色。 花は3〜4月に開き、淡紫褐色で、 萼筒は台形状の筒形で、長さ6-8mm、径8-10mmで、上部が強くくびれる。
萼筒内壁には、格子状に隆起した襞が発達し、
縦襞は15本、横襞は2〜3本である。 萼裂片は斜めに開出し、卵状三角形で、長さ約8-10mm・ やや鈍頭で、表面はなめらかである。 雄蕊は12個。花柱は6個で円柱形である。 柱頭は花柱頂部に位置する。 本州(近畿以西〜島根県)、四国西部・九州(大分県・熊本県)の一部に分布する。 − 改訂新版「日本の野生植物1」 −
− 改訂新版「日本の野生植物」 −
【@を拡大しました −萼筒内壁には、格子状に隆起した襞が発達し 】
22.3 14 撮影
「縦襞は15本、横襞は2〜3本である」
ほかはまだすべてつぼみでしたが、ほぼ例年通りの開花に、ホッとしました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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