2016年 9月12日  ケヤブハギ・ヤブハギ



【@ケヤブハギ − 林縁で今、紅色の節果をよく見かけます】
16.9.6 撮影

            ケヤブハギ Hylodesmum subsp fallax〈毛藪萩〉
                            (マメ科 ヌスビトハギ属) 花期は 7〜8月。
          平地から低山までの日当たりのよい草地、道ばたなどに生える
          高さ30-90cmの
多年草。
          葉は3出複葉で、茎の下部に集まってつく。
          頂小葉は広卵形〜広楕円形で、ふつう先はやや尾状に伸びる。
          花序は大型で、多数の小花をつけ、花は長さ3-5mm、
          帯紅紫色で、白花品もある。
          節果は普通2〜3個、ときに1個の小節果からなり、
          若い節果は紅色を帯びる。

【A節果は普通2〜3個、ときに1個の小節果からなり
16.9.6 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 若い節果は紅色を帯びる
16.9.6 撮影

【B7月3日に開花確認しました − 林道わきで】
16.7.3 撮影

【C】
16.7.3 撮影

【Cを拡大しました】
16.7.3 撮影
【D花序は大型で、多数の小花をつけ、花は長さ3-5mm、帯紅紫色で、白花品もある
16.7.3 撮影
【Dを拡大しました − 花は長さ3-5mm
16.7.3 撮影

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【Eヤブハギ − 薄暗い林縁で− 2016年7月7日の日記より】
16.7.6 撮影

           ヤブハギ Hylodesmum oxyphyllum var mandshuricum〈薮萩〉
                               (マメ科 ヌスビトハギ属) 花期は7〜9月。
         山麓の林下のやや日陰に生える高さ30-90cmの多年草。
         ヌスビトハギの一型で、より陰地を好み、分布もより北方型である。
         茎は直立する。
         葉は大きな3出複葉で互生し、茎の下部に集まってつく。
         小葉は長さ4-6cmの狭卵形で、中心部より下側が最大幅で先は次第に細くなる。
         質は薄い。
         茎先の細長い総状花序に、淡紅色の花をまばらにつける。
         花は蝶形で長さ3-4mm。
         節果には短い柄があり、半月形の小節果がふつう2個つく。
         節果にはかぎ状の毛があり衣服などにつく。


【F − Eの場所で今のヤブハギを撮影しました − やはり暗くて…】
16.9.11 撮影
                                
【Fを拡大しました − 節果には短い柄があり、半月形の小節果がふつう2個つく
16.9.11 撮影

【G別の枝を − 節果には短い柄があり、半月形の小節果がふつう2個つく
16.9.11 撮影

 観察の結果、 若い節果が紅色なのはケヤブハギだけで、
 他のヌスビトハギ属(ヤブハギ・ヌスビトハギ・マルバヌスビトハギ・アレチヌスビトハギ・ヒメノハギ)
 の節果は緑色と分かりました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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