2021年 8月31日 ケイタドリ |
ケイタドリ Fallopia japonica var.uzenensis (タデ科 ソバカズラ属) 花期は8〜10月。 本州の日本海側と東北地方および北海道南西部に分布し、 茎や葉の裏面脈上に短くとがった毛が多い。 これらの変種は、基準変種とともに道路の法面緑化に使われるために、 自然分布域以外にも見られる事がある。 − 改訂新版「日本の野生植物 4」 − イタドリ Fallopia japonica〈虎杖〉(タデ科 ソバカズラ属) 日当たりのよい荒れ地や斜面に生える多年草。 根茎は発達し、横にはって広がり、新しい苗を出す。 茎は下部で直立し、上部は多くの枝に分かれ、高さ20-150cm。 葉は有柄、広卵状楕円形〜広卵形、先は尾尾状の鋭尖形、 基部は切形まれに浅心形、長さ6-15cm、幅5-12cm、 両面無毛か表面脈上に細突起がある。 花期は7〜10月。雌雄異株。 偽総状花序は茎頂および葉腋から出た花序軸に多数開出してつき、 全体として円錐状の花序をつくる。花序軸には細毛がある。 萼は白色または乳白色でときに赤みをおび、長さ1.5-3mm。 雄花では萼は深裂して裂片は開出し、雄蕊は萼より長く、 雌蕊はふつう発達しないが、一部の花では発達して両性花となる。 雌花では萼は中裂して萼片はあまり開かず、 果時に大きくなり、外側の3裂片は背面に翼を出し、全体は倒卵形となって、 先は凹み、長さ5-10mmとなる。 痩果は3稜形、黒褐色で光沢があり、長さ2.5mm。 北海道南部〜九州・奄美群島、 朝鮮半島東南部および済州島・台湾・中国(南部)に分布し、 ヨーロッパ、北アメリカに帰化している。 若い茎を食用とする。 単に花や実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツソウ)という。 − 改訂新版「日本の野生植物 4」 − 【A ここでアワコガネギクを見つけましたが、それより前から生えていました】
念願だった1600種目は、長年見つめてきた植物ということが、とても嬉しいです。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |