2021年 9月3日  ホソミキンガヤツリ



【@荒れ地の隅に生えていました】
21.9.3 撮影

          ホソミキンガヤツリ Cyperus engelmannii(カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 
                                            花期は 7〜10月。
         1年草。花は7〜10月。
         植物体はやや叢生し、稈は高さ20-70cm。
         葉は稈とほぼ同長、幅5-10mm。
         基部の鞘は赤みを帯びた褐色。
         苞葉の葉身は5〜8枚、葉状、花序よりも長い。
         花序は複生、やや頭状に密集する。
         花序枝は5〜10本。
         花穂は多数の小穂を密生する。
         小穂は線形、長さ1-1.5cm、黄金色、10〜15個の花をつける。
         熟すと小穂基部と各小花(鱗片)の基部で折れて、
         小穂はバラバラになって脱落する。
         鱗片は広楕円形、長さ約2.5mm、鋭頭。
         痩果は広楕円形、長さ約1.5mm、横断面は編稜形。
         花柱は長さ約2mm。柱頭は3個。
         分布:本州
         同定のカギ:ミズガヤツリやウシクグに似るが、
                小穂が線形で密生し、花穂の中軸に直角につくことで区別できる。
                また、花穂の中軸は翼状となり平滑であることでも区別できる。
          − 「岡山県カヤツリグサ科植物図譜」 −

        ホソミキンガヤツリは、北アメリカ原産の帰化植物で、関東地方以西に広く分布し、
        果実は長楕円形で長さ1.5-1.8mmである。
         − 改訂新版「日本の野生植物 1」−

                 
【@を拡大しました −花序は複生、やや頭状に密集する。小穂は線形、黄金色
21.9.3 撮影
                                 
【@を拡大しました −小穂が線形で密生し、花穂の中軸に直角につく
21.9.3 撮影

【A花穂の中軸は翼状となり平滑である
21.9.3 撮影

【Aを拡大しました −鱗片は広楕円形、長さ約2.5mm、鋭頭
21.9.3 撮影


    ホソミキンガヤツリに、花番号『1601』が付きました。
    ホソミキンガヤツリは、「家族旅行村ミニ植物観察園」でも1個体確認しました。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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