カラタチバナ Ardisia crispa〈唐橘〉(ヤブコウジ科 ヤブコウジ属) 花期は7月。 常緑樹林内に生える高さ20-70cmになる常緑小低木。 あまり枝分かれしない。 葉は互生。葉身は長さ8-20cmの狭卵形〜被針形で、 先はとがり、ふちには不明瞭な波状の鋸歯がある。 表面は鮮緑色で光沢がある。両面とも普通無毛。 葉腋に直径7-8mmの白い花を散形状に10個ほどつける。 花序の柄は長さ4-7cmで斜上する。 花冠は5深裂し、裂片は反り返る。 雄しべは5個、雌しべは1個。
果実は核果。
直径6-7mmの球形で、11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。
【A果実は核果。直径6-7mmの球形で、11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで残る】
15.12.14 撮影
【Aを拡大しました − 来年、ここで花を見る楽しみが出来ました】
15.12.14 撮影
大きくて赤い実がかたまってなっていて、歩いていて向こうから目に入ってきた感じ。
私がよく来る場所で、マルバヌスビトハギの近く。アオイスミレが1月に咲き始めます。
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【@シイモチ探しに来たついでに撮ったので、時期が遅過ぎました】
15.12.14 撮影
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アクシバ Vaccinium japonicum (ツツジ科 スノキ属) 花期は6〜7月。 山地林縁に生える高さ30-100cmになる落葉低木。 まばらに分枝し、枝は水平に広がる。 葉は互生。葉身は長さ2〜6cmの卵形または広披針形。 先端は鋭くとがり、基部は円形または浅いハート形。 ふちには先端が腺になった細かい鋸歯がある。 葉腋に淡紅色の花が1個ずつ垂れ下がってつく。 花冠は深く4裂し、開花すると裂片はくるりと渦巻き状に反り返る。 花筒は白色または淡紅色、裂片は紅色、長さ6mm。 雄しべ8、葯は長い線形で赤褐色、上半部は黄色。
花柱は葯の間から外へ突き出る。
果実は液果。直径7-8mmの球形で、先端には萼片が残る。
8〜10月に赤く熟し、薄甘くて食べられる。
【@を拡大しました − 果実は液果。直径7-8mmの球形】
15.12.14 撮影
「8〜10月に赤く熟し、薄甘くて食べられる」
「徳地では『食べる実』だよ」と、同行の徳光さん。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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