2015年 7月13日  カラタチバナ


従来見てきた場所のはすべて刈られてしまい、2年間、開花を見ていなかったのですが、
先日、Hさんが林縁のユリズイセンのそばで見つけられました。
環境は、これまでと似ていて、秋吉台では気温が高く湿気の多い半日陰の所です。

【@これまで見ていたのよりずっと逞しい姿で、花がまぶれついていました】
15.7.11 撮影

          カラタチバナ Ardisia crispa〈唐橘〉(ヤブコウジ科 ヤブコウジ属) 花期は7月。
        常緑樹林内に生える高さ20-70cmになる常緑小低木。
        あまり枝分かれしない。
        葉は互生。葉身は長さ8-20cmの狭卵形〜被針形で、
        先はとがり、ふちには不明瞭な波状の鋸歯がある。
        表面は鮮緑色で光沢がある。両面とも普通無毛。
        葉腋に直径7-8mmの白い花を散形状に10個ほどつける。
        花序の柄は長さ4-7cmで斜上する。
        花冠は5深裂し、裂片は反り返る。
        雄しべは5個、雌しべは1個。
        果実は核果。
        直径6-7mmの球形で、11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。


【@を拡大しました − 花序の柄は長さ4-7cmで斜上する
15.7.11 撮影
                                 
【A花冠は5深裂し、裂片は反り返る
15.7.11 撮影


   互生している葉の間隔が狭く、各葉腋に花序がついて、
   これまでの優しく感じた姿とは随分違いますが、カラタチバナです。
   ここなら来やすいので、是非果実を撮りたいと思います。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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