1月29日 カラクサシダ ― その2 |
カラクサシダ(ホウライシダ科 カラクサシダ属) 冬緑性。 根茎は直径1mmばかり、緑色、多少平たくなっている。 葉は長さ2〜10cm、葉柄は葉身より短いか同長、 葉身は卵状長楕円形、長さ1.5〜7cm、幅1〜2cm、羽片は三角状卵形〜卵状長楕円形、有柄。 裂片は卵状長楕円形、円頭〜鈍頭、全縁、両面に褐色の多細胞毛をつけ、やや厚めの紙質。 胞子嚢群は裂片の脈上から中肋までにつき、分岐して長く伸びるため裂片の裏面いっぱいに広がって見える。 全国の深山に広く分布しているが、まれである。樹陰の湿った岩上や樹幹上のコケの間に生じる。 昨日書いたカラクサシダをもう一度見に来ました。 生えている場所は、斜面のくぼみではなく、大きなスギが倒れ、その根の間にある土の上で、コケの中にも小さなカラクサシダが見えました。 倒木の根の間の土で、写っているのは上下が15cmほどの範囲。 上方のコケの中にもカラクサシダが生えていました。 【 @のコケ部分にピントを 】 【 @の左下にピントを 】 晴れていても薄暗い場所なのに、きょうはどんよりとした曇り空、ISOを800にして撮りました。 手持ちの図鑑と私の技量から、この小さな葉を同定するのは無理と考えるのが賢明でしょうね。 ※ 花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |