カラクサシダ(ホウライシダ科 カラクサシダ属) 冬緑性。
根茎は直径1mmばかり、緑色、多少平たくなっている。
葉は長さ2〜10cm、葉柄は葉身より短いか同長、
葉身は卵状長楕円形、長さ1.5〜7cm、幅1〜2cm、羽片は三角状卵形〜卵状長楕円形、有柄。
裂片は卵状長楕円形、円頭〜鈍頭、全縁、両面に褐色の多細胞毛をつけ、やや厚めの紙質。
胞子嚢群は裂片の脈上から中肋までにつき、分岐して長く伸びるため裂片の裏面いっぱいに広がって見える。
全国の深山に広く分布しているが、まれである。樹陰の湿った岩上や樹幹上のコケの間に生じる。
【 秋吉台では 「陰地の岩上にごく稀」 の、カラクサシダ 】
09.1.27 撮影
一番上の葉の長さが3cmほど、「何シダの赤ちゃん?でも近くに成葉らしいものが見えない」
と、念のため撮ったのですが、「ごく稀」の、探すことさえ諦めていたカラクサシダと思われます。
【上の画像を拡大しました ― 表面に毛がありました】
09.1.27 撮影
「裂片は卵状長楕円形、円頭〜鈍頭、全縁、両面に褐色の多細胞毛をつける」
【葉の裏面 ― 胞子嚢群はパラパラと】
09.1.27 撮影
毛も見えます。
【上側の葉 ― 葉身の長さは2cmほど】
09.1.27 撮影
* * * * * * * * * * * * * * * おまけの花 * * * * * * * * * * * * * * * *
【 ヒメウズの開花を確認しました 】
09.1.28 撮影
11月に咲き始めて年末から休んでいたのが、気温が上がった今日、今年初めて咲きました。
※ 花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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