2017年 4月21日 カナクギノキ(雄株) |
カナクギノキLindera erythrocarpa〈鉄釘の木〉 (クスノキ科 クロモジ属) 花期は4月。 山地に生える高さ6-15mになる落葉高木。雌雄異株。 樹皮は淡褐色。 幹が太くなると小さな皮目が目立ち、老木では不規則にはがれる。 葉は互生。葉身は長さ6-15cm、幅2-4cmの倒披針形。 上部は細長く伸び、先端は鈍い。基部は葉柄に向かって次第に細くなる。 ふちは全縁。表面は緑色で無毛、裏面は紛白色を帯びる。 葉の展開と同時に淡黄緑色の小さな花がかたまってつく。 花柄には長い毛がある。 花被片はふつう6個。 雄花の花被片は長さ3mmほどの楕円形、 雌花の花被片はやや小さく、ともに花のあと脱落する。 雄花の雄しべはふつう9個、葯は2室。 雌花には雌しべ1個と仮雄しべ9個がある。 果実は液果。直径6-7mmの球形〜楕円形で、9〜10月に赤く熟す。 名前の由来:カナクギは釘ではない。 樹皮の鹿の子模様の鹿の子がなまったものといわれている。 【@を拡大しました】 「基部は葉柄に向かって次第に細くなる。ふちは全縁」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |