2018年 8月8日  カクレミノ



【@すぐそばで花が見られる木を見つけたのは昨年11月でした − 2017年11月26日の日記から】
17.11.26 撮影

        カクレミノ Dendropanax trifidus〈隠れ蓑〉(ウコギ科 カクレミノ属) 花期は7〜8月。
      高さ5-7mの常緑小高木、大きいものは15mにもなるという。雌雄同株。
      全体無毛。若枝は緑色。
      葉は互生。葉柄は長さ2-10cm。
      葉身は変化が多く、若枝では大きい卵円形で3〜5裂し、
      花のつく枝では長楕円形、菱形楕円形または卵状楕円形、長さ5-14cm、幅2-9cm。
      掌状脈、基部の側脈1対が太くなってときに3行脈状、
      先は短くまたはやや尾状に伸びて鋭頭、基部は鋭形、全縁ときに3裂し、
      裏面に細かい腺点が多数ある。
      7〜8月、枝先に長さ4-7cmの花序柄を伸ばし、多数の花を散形につける。
      花には雄花と両性花とがある。
      花柄は長さ6-10mm。萼は鐘形で先は不規則に浅く裂ける。
      花弁は淡黄緑色、5枚、卵形で長さ約2mm。
      果実は核果。広楕円形で径4-8mm、
      先に長さ約2mmの合着して1個となった太い花柱が残り、黒熟する。
       − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【A周りが深い緑の今、簡単に見つけられず、3度目の昨日やっと巡り会うことができました】
18.8.7 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 来るのが遅すぎました】
18.8.7 撮影

【B枝先に長さ4-7cmの花序柄を伸ばし、多数の花を散形につける
18.8.7 撮影

【Bを拡大しました − 花には雄花と両性花とがある。
18.8.7 撮影

【C日陰の花序を】
18.8.7 撮影

【Cを拡大しました − 花弁は淡黄緑色、5枚、卵形で長さ約2mm
18.8.7 撮影

【D果実は核果 − 2017年11月26日の日記から】
17.11.26 撮影

 熟した果実を撮りたいし、来年は、咲き始めの時を撮りたい。
 いつになったら完璧な日記が書けるのでしょうか。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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