サワヒヨドリ Eupatorium lindleyanum 〈沢鵯〉(キク科 ヒヨドリバナ属) 花期は7〜10月。
山野の日当たりのよい湿地に生える多年草。
茎は高さ0.3-0.6(-1)m、縮れた毛を密生し、
上部で斜上する短い枝を分ける。
葉は対生し、ほとんど無柄、ふつう披針形で基部から3行脈が目立つが、
しばしば基部で3深裂〜全裂するために、
6枚の葉が輪生するように見えることもあり、長さ6-12cm、幅0.5-2(-2.5)cm、
両面に縮れ毛が多く、裏面の脈上には伏毛と開出する短毛を生じ、
ふつう裏面に腺点がある。
花期は8〜10月。
頭花は茎や枝の先に頂端が円みを帯びた密な散房状に集まってつき、
総苞は長さ4-6mm、総苞片は約10個あってふつう鋭頭、
背面には軟毛が多い。
小花は淡紅紫色で長さ3.5-4.5mm。
痩果は長さ2-3mm、冠毛は白色で長さ4-6mm、
突起がほかの種に比べて長いためやや羽毛状になる。
北海道〜九州・琉球・朝鮮半島・台湾・中国・フィリピン・ベトナムに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【A頭花は茎や枝の先に頂端が円みを帯びた密な散房状に集まってつき】
18.8.9 撮影
【Aを拡大しました】
18.8.9 撮影
【B小花は淡紅紫色で長さ3.5-4.5mm】
18.8.9 撮影
開花が遅れているだけでなく、今年、サワヒヨドリの姿を見たのはこれが初めてなのです。
乾燥の影響でしょうか?
これからどんどん出てくるのでしょうか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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