2015年 7月19日 イワヨモギ |
イワヨモギ Artemisia sacrorum Ledeb.〈岩蓬〉(キク科 ヨモギ属) 花期は 7月〜。 南シベリア・中国東北部及び朝鮮などに分布する多年草。 我が国では北海道に自生するが、最近これとは別に、 緑化用外国産ヨモギ種子に混入して侵入してくるため、 新しく整備された林道法面などによく出現する。 茎はよく分岐し、高さ50-100cm、かなり上部まで木質化し、 越冬した枝から次年度萌芽する。 葉は2回羽状に裂け、葉裏は通常淡緑色だが白くなる個体もある。 秋に茎の先に円錐花序を出し、黄緑色の頭花を多数つける。 頭花は球形、直径3-3.5mm。 【A高さ1m以上が束生し、茎の下方は木質化しています】
・茎が束生し、木質化ししている。(クソニンジンは1本ずつ立ち、枝分かれする) ・葉が厚く、かたい感じ。(クソニンジンの葉は薄く、3回羽状に全裂) ・花がクリーム色で、クソニンジンより大きい。(クソニンジンは白緑色で、直径1.5mm) 以上から、緑化用外国産ヨモギ種子に混入して侵入してきた帰化植物のイワヨモギと同定し、 秋吉台で新しく見つけた花イワヨモギに、花番号『1400』がつきました。 秋吉台を移動するのに良く車で走る道路を、クサギが開花していないか歩き始めたついでに、 大きく育ったイタドリ・トウコマツナギ・メドハギの間を覗きながら歩いていて目に入りました。 足の調子がいまいちのため、1ヶ所をのろのろと丁寧に見ているお陰です。 『怪我の功名』と言っても良いですね。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |