2015年 7月20日  シロネ



【@従来とは別、林縁で2年前に見つけた群落です − ここでは高さ40-70cm】
15.7.19 撮影

          シロネ Lycopus lucidus〈白根〉(シソ科 シロネ属) 花期は7〜8月。
        湿地に生える多年草。
        茎は太い白い匍匐する地下茎から直立して分枝せず、高さ80-120cm、
        四角で、節に多少白毛があるほかは無毛。
        葉は密に対生し、広披針形〜狭長楕円形で、硬くて光沢があり、長さ8-15cm、
        先は鋭くとがり、ふちに粗い鋸歯があり、ほとんど毛がない。
        葉腋に白色の小さな唇形花が数個ずつ集まってつく。冠は長さ約5mm。
        萼は長さ4-5mmで5中裂し、裂片は鋭く刺状にとがる。

【@を拡大しました】
B
15.7.19 撮影
                                 
【A全体に小型なので、もしやヒメシロネではないかと見に来たのですが】
15.7.19 撮影

【Bやっぱりシロネでした】
15.7.19 撮影

【Bを拡大しました】
15.7.19 撮影

【C】
15.7.19 撮影

* * * * * おまけ − 秋吉台エコミュージアムのビオトープで* * * * *

【D植栽品リストには載っていないヒメシロネが咲きました】
15.7.13 撮影

【E秋吉台以外の県内外の他の湿地では普通に見られますが、どこから来た?】
15.7.13 撮影

【Eを拡大しました − シロネより全体が小型で、葉がやわらかく、裏側に巻いていますね】
15.7.13 撮影


   今年4月から秋吉台エコミュージアムに勤務されている齊藤康生さん、
   荒れ果てていたビオトープを整備され始めましたが、
   5月…「タコノアシが群生しています」 『タコノアシではなく、ハナトラノオでしょう』。
   7月13日…「花が咲きましたが、ハナトラノオではありません。各葉腋に白い小さな花が」
          『えっ、ヒメシロネ!』。

   ビオトープでは今、ヒメシロネ・ナガバノウナギツカミ・アキノタムラソウ・ミソハギなどが咲き、
   8月にはタコノアシやヘラオモダカが咲くと思われます。
   エコミュージアムの建物 2階ベランダに、小さな自然が生きています。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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