シロネ Lycopus lucidus〈白根〉(シソ科 シロネ属) 花期は7〜8月。 湿地に生える多年草。
茎は太い白い匍匐する地下茎から直立して分枝せず、高さ80-120cm、 四角で、節に多少白毛があるほかは無毛。
葉は密に対生し、広披針形〜狭長楕円形で、硬くて光沢があり、長さ8-15cm、 先は鋭くとがり、ふちに粗い鋸歯があり、ほとんど毛がない。 葉腋に白色の小さな唇形花が数個ずつ集まってつく。冠は長さ約5mm。
萼は長さ4-5mmで5中裂し、裂片は鋭く刺状にとがる。
【@を拡大しました】
B |
15.7.19 撮影
【A全体に小型なので、もしやヒメシロネではないかと見に来たのですが】
15.7.19 撮影
【Bやっぱりシロネでした】
15.7.19 撮影
【Bを拡大しました】
15.7.19 撮影
【C】
15.7.19 撮影
* * * * * おまけ − 秋吉台エコミュージアムのビオトープで* * * * *
【D植栽品リストには載っていないヒメシロネが咲きました】
15.7.13 撮影
【E秋吉台以外の県内外の他の湿地では普通に見られますが、どこから来た?】
15.7.13 撮影
【Eを拡大しました − シロネより全体が小型で、葉がやわらかく、裏側に巻いていますね】
15.7.13 撮影
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今年4月から秋吉台エコミュージアムに勤務されている齊藤康生さん、
荒れ果てていたビオトープを整備され始めましたが、
5月…「タコノアシが群生しています」 『タコノアシではなく、ハナトラノオでしょう』。
7月13日…「花が咲きましたが、ハナトラノオではありません。各葉腋に白い小さな花が」
『えっ、ヒメシロネ!』。
ビオトープでは今、ヒメシロネ・ナガバノウナギツカミ・アキノタムラソウ・ミソハギなどが咲き、
8月にはタコノアシやヘラオモダカが咲くと思われます。
エコミュージアムの建物 2階ベランダに、小さな自然が生きています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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