9月30日 イトモ


昨年秋、長登の水辺の植物調査を松井さん、多賀谷さんと行った時、教えてもらったのがスブタ。
水上に長い葉が姿を現してから、ため池に来るたびに花穂が立っていないか観察してきました。
(途中で、長い葉の先がとがっていないので、スブタではなくセキショウモだろうと分かりました)

花序が確認できないまま、先日も何カ所かをカメラに収めて帰った中を点検していたら、セキショウモの
向こう側の別の細い水草に花序が写っていました。浮葉が無いのでホソバミズヒキモではありません。
手持ちの図鑑4冊とネットで調べて、「山口県産高等植物目録」に『普通』のイトモが一番近いと判断、
とりあえずの仮の名前ですが、イトモとつけました。 合っているでしょうか?

【@長い葉は、セキショウモと思われます】
12.9.27 撮影

          イトモ〈糸藻〉(ヒルムシロ科 ヒルムシロ属) 花期は6〜8月。
         池や流水中に生える多年草で、茎も葉も非常に細い。
         葉は全て沈水葉で狭線形、長さ2〜5cm、幅0.7〜1.5mmで全縁。
         総花柄は長さ1〜2cm、穂状花序は長さ4〜5cmで、
         花をつけない節間の部分が伸びる。
         各花には葯隔付属突起が4個、心皮4個がある。
                         

                          【@を拡大しました】
                         12.9.27 撮影
                        【@を拡大しました】
                            12.9.27 撮影
             【@を拡大しました - 右の方に花序らしいものが写っています】
                          12.9.27 撮影
                      【Aセキショウモと思われる葉を】
                         12.9.27 撮影