2019年 5月9日 イシモチソウ |
イシモチソウDrosera peltata〈石持草〉 (モウセンゴケ科 モウセンゴケ属) 花期は5〜6月。 酸性の湿地に生える多年草で、地下に球形の塊茎がある。 茎は高さ10-30cm。 根生葉は初めあるが花期にはなくなる。 茎葉はまばらに互生し、三日月形で幅4-6mm、 表面とふちに長い腺毛があり、基部は湾入して細い柄に直角に続く。 葉柄は長さ10-15mm。 5〜6月、総状花序が出るが、初めは頂生し、 のちには葉に対生し、2〜10花をつける。 萼片は卵形で先が鈍く、縁は細裂して、その先は腺毛となる。 花弁は白色で広倒卵形、長さ6-8mm、 朝の10時頃開いて、午後早く閉じる。 花柱は3個で、先が4深裂する。 刮ハはやや球形で長さ2.5mm。 準絶滅危惧(NT)。 本州(関東以西)〜九州・琉球(西表島)、朝鮮半島・中国・台湾に分布する。 九州・琉球ではすでに野生のものは絶滅したと考えられている。 和名は〈石持草〉の意味で、 この草を抜くとき葉の腺毛に小石がついてくるためという。 − 改訂新版「日本の野生植物4」 − 【@を拡大しました】 「基部は湾入して細い柄に直角に続く」 秋吉台のは寝ぼ助なのか、午前11時を過ぎると開きます。
『私がイシモチソウなら今日咲くよ』。 「咲いていたよ〜」←車で1時間以上かけて秋吉台へかけつけた友人からの電話でした。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |