イヌカミツレ Matricaria perforata〈別名/イヌカミルレ〉(キク科 シカギク属)
花期は 3月〜。
山地の路肩などに生える1〜2年草。ヨーロッパ原産。
茎は葉とともに初め毛があるが、のち無毛となり、高さ30-60cm、
下方ではまばらに分枝する。
葉は質厚く、長さ3-10cm、倒被針形〜線状倒被針形、先は突鋭形、幅0.4-0.6mm。
春〜夏に咲く。
頭花は直径3-4.5cm。
総苞片は長楕円形〜狭三角形、縁は膜質になる。
花床は半球形。
舌状花は約20個、白色、長さ1-1.8cm、雌蕊がある。
筒状花は両性、微小な冠毛(萼歯状)がある。
【A昨日見つけた花は蕾でした − セリ科かと思いましたが、キク科の草本でした】
16.3.13 撮影
【B − Aの一番開いていた花 − 花床は半球形 − イヌカミツレと同定】
16.3.13 撮影
【C葉は質厚く、長さ3-10cm、倒被針形〜線状倒被針形】
16.3.13 撮影
【D先は突鋭形、幅0.4-0.6mm】
16.3.14 撮影
【E今日、麦畑の中を探し回ったら、開花した個体がありました − 高さ30cmほど】
16.3.14 撮影
【Eを拡大しました】
16.3.14 撮影
【F花床は半球形】
16.3.14 撮影
【Fを拡大しました − 舌状花は約20個、白色、長さ1-1.8cm】
16.3.14 撮影
『日本帰化植物写真図鑑』には、
「北日本を中心に麦畑や草地にしばしば大群落を作る。
近年は全国的に道端や道路の法面などに発生するに生える。」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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