2018年 6月21日  イチョウシダ



【@常緑性シダですが、冬よりやはり今の季節が美しいです】
18.6.21 撮影

        イチョウシダ Asplenium ruta-muraria(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。
      倒卵形で左右相称の裂片をイチョウの葉に見立てて、この名がある。
      根茎は短くはい、直径約1.5mm。
      葉柄は1.5-8cm、淡緑色、線形で早落性の鱗片と腺毛があり、翼はない。
      葉身は円形、披針形、倒卵形、長さ2-7cm、
      2回羽状分岐であるが、小さい葉は単羽状。
      裂片は菱形か倒卵形で、ほぼ左右相称、基部はくさび形、先端は円頭〜鋭頭、
      外縁は鋸歯のあることが多い。
      葉質は厚く、ややかたく、下面は淡色、脈ははっきりしない。
      胞子嚢群は長さ1-3mm、数個が裂片の中央に集まる傾向があり、
      包膜は半透明、辺縁は裂ける。
      北海道〜九州の各地の石灰岩地で、林中またはやや裸出した岩隙に生じる。
      珍しい上に面白い形が好まれて採取され、絶滅したのではないかと推定される所も多い。
       − 「日本の野生植物 シダ」 −  
      「レッドデータブック山口」では
絶滅危惧TA類』


【A倒卵形で左右相称の裂片をイチョウの葉に見立てて、この名がある
18.6.21 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 2回羽状分岐であるが、小さい葉は単羽状
18.6.21 撮影

【Aを拡大しました − 外縁は鋸歯のあることが多い
18.6.21 撮影


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