2月20日 イチョウシダを記録とは別の草原で見つけました


イチョウシダは「秋吉台国定公園の高等植物」には『石灰岩上にごく稀』で、ずっと、それを見てきました。
が、どうしても自力で見つけたくて、石灰岩の隙間を覗き続け、空振りは1000回を優に超えています。

今日も石灰岩の隙間を50個以上は覗いてきてから、細い隙間の奥に小さな緑の葉が見えましたが、
確認できず、岩の隙間の前にカメラを置いて、「イチョウシダでありますように」と祈りながら撮りました。

帰宅するなりパソコンで確認したところ、非常に小さいながらも、まさしくイチョウシダでした。
言葉にならないくらい嬉しいです。このところ夢が次々とかなえられるので、怖いくらいです。


【@これまで見てきた場所のイチョウシダ】
12.6.28 撮影

        イチョウシダ(チャセンシダ科 チャセンシダ属) 常緑性。
      倒卵形で左右相称の裂片をイチョウの葉に見立てて、この名がある。
      根茎は短くはい、直径約1.5mm。
      葉柄は1.5〜8cm、淡緑色、線形で早落性の鱗片と腺毛があり、翼はない。
      葉身は円形、披針形、倒卵形、長さ2〜7cm、2回羽状分岐であるが、小さい葉は単羽状。
      裂片は菱形か倒卵形で、ほぼ左右相称、基部はくさび形、先端は円頭〜鋭頭、
      外縁は鋸歯のあることが多い。
      葉質は厚く、ややかたく、下面は淡色、脈ははっきりしない。
      胞子嚢群は長さ1〜3mm、数個が裂片の中央に集まる傾向があり、
      包膜は半透明、辺縁は裂ける。
      北海道〜九州の各地の石灰岩地で、林中またはやや裸出した岩隙に生じる。
      珍しい上に面白い形が好まれて採取され、絶滅したのではないかと推定される所も多い。
 
      「レッドデータブック山口」では
絶滅危惧TA類』

                      【@−A・・・今日見つけた1番目の隙間】
                           13.2.20 撮影
                        【@−A を拡大しました】
                          13.2.20 撮影
                       【@−B・・・ ピントを右に】
                         13.2.20 撮影
                       【@−Bを拡大しました】
                         13.2.20 撮影                                 
【A−A・・・見つけた2番目のの隙間】
 13.2.20 撮影
                       【A−Aを拡大しました】
                          13.2.20 撮影
                      【A−B・・・左の葉にピントを】
                           13.2.20 撮影
                         【B 3番目の隙間】
                         13.3.20 撮影
                         【Bを拡大しました】
                         13.2.20 撮影
                    写っている常緑の草本の葉は何?           
 

 嬉しくて嬉しくて、ありったけの画像を並べました。
 もう少しましな画像が撮れるか、明日、行ってきます。

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