2014年 11月24日  ホウライカズラ


目的がないまま、久しぶりにTさんと林道を散策していて、黄橙色の果実が目に入りました。
「これ何?見たことない」 『中沢さんの本に載ってるよ』。
ホウライカズラをこれまで見てきた1ヵ所以外で、しかも目の前で果実を見たのは初めてです。

【@絡んでいるクロキが折れて、道ばたで垂れ下がっていました】
14.11.24 撮影

             ホウライカズラ Gardneria nutans〈蓬莱葛〉(マチン科 ホウライカズラ属) 
                                                 花期は6〜7月。
           暖地の常緑樹林内に生える常緑のつる性木本。日本固有。
           葉は対生。葉身は長さ6-11cmの卵形〜長楕円形。
           先は鋭くとがり、基部はくさび形。
           全縁で、ふちは大きく波打つ。
           質は皮質で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。
           葉腋に白い花を1〜2個つける。花冠は深く5裂し、裂片は反り返る。
           雄しべは5個。花糸は短く、5個の葯が接して花柱を取り囲む。
           果実は液果。直径1cmほどの球形。11〜12月に橙赤色に熟す。

           名前の由来/蓬莱山は中国の伝説に登場する不老不死の地とされる霊山。
           珍しいつる植物だったので、蓬莱山にちなんで蓬莱葛の名がつけられた。

【@を拡大しました − 最初はチトセカズラかと思ったのですが…】
14.11.24 撮影
                                 
【A集散花序を作らず、葉腋から直接花柄が出ているのでホウライカズラです】
14.11.24 撮影

【B】
14.11.24 撮影

【Bを拡大しました】
14.11.24 撮影

* * * * * * *

【C花期のホウライカズラ − 2012年7月9日の日記から】
14.7.9 撮影

* * * * * おまけ * * * * *

【Dカルストロードから】
14.11.24 撮影

【E遊歩道から】
14.11.24 撮影

【Fマメガキ − この株で毎年開花確認してきました】
14.11.24 撮影

   気にかかるハハコグサを山ほど撮って、パソコンの画像をにらんでいる最中にTさんから、
   「秋吉台に行ってもいい?」と、メール。
   最近は、誰にも相談すること無く一人で悩み続けていたので、良い気分転換になった上、
   また新しい知識をたくさんもらい、幸せなひとときでした。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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