7月23日 ヒナノキンチャク・カシワ |
ヒナノキンチャク〈雛の巾着〉(ヒメハギ科 ヒメハギ属) 花期は7〜10月。 果実を小さな巾着に見立てての名。日当たりのよい山野に生える1年草。 茎は根元から枝を分け、高さ7〜15cm。 葉は薄く、卵円形または楕円形で、先はとがるものから円いものまで色々あり、 長さ1〜3cm、ふちに鋸歯はないが、毛がある。基部は急に細まる。 葉柄は長さ2〜8mm。 枝先に黄色みのある淡紫色の花を総状につける。花は長さ約2mm。 刮ハは片側につき、扁円形で直径約3mm、翼はない。 「枝先に黄色みのある淡紫色の花を総状につける。花は長さ約2mm」 【上の画像を拡大しました】 「側萼片は楕円形で花弁状。 花弁は3個で、下方の1個は先が房状となる」 【昨日咲いていたのは1株だけで、ほかの株は】 大きいものでも高さ2cmほどです。 平年並みの開花確認ですが、今年は日照が少ないので、 ヒナノキンチャクが見ごろになるのは例年より少し遅れるように思えてきました。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 【カシワが秋吉台にありました】 秋吉台には葉が似ているナラガシワカシワはあってもカシワはないと聞いていましたが、 友人が、高さ3mほどで幼い堅果がついた1株を見つけて、教えてくれました。 カシワ〈柏/別名カシワギ・モチガシワ〉(ブナ科 コナラ属) 花期は5〜6月。 山地に生え、普通高さ10〜15mになる落葉高木。雌雄同株。 葉は枝先に集まって互生し、長さ10〜30cmの倒卵形または広倒卵形で、 ふちには波状の鋸歯がある。 (ナラガシワの葉柄は1〜3cmあります) 【殻斗の鱗片は線形で、らせん状にびっしりとつく】 (ナラガシワの殻斗は三角状披針形の総苞片を瓦状につける)】 【付近を探したら、道の反対側の高いところに1株ありました 】 高さは5〜6mくらいです。 【上の画像を拡大しました】 2株あれば、来年どちらかで花を見ることができます。 楽しみがまた1つ! ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |