9月29日 ヒメヒゴタイ・シマサルナシ
ヒメヒゴタイ〈姫平江帯〉(キク科) 花期は9〜11月。 山地の草原に生える高さ40〜150pの2年草。葉は互生し、広披針形または披針形で、下部の葉は羽状に深裂する。茎の上部で枝を分け、紅紫色の頭花が大型の散形状につく。花は球形で直径1.2〜1.6p。 ヒメヒゴタイが開花しました。 友人が「咲いたら、ただのアザミ・・・」と言っていましたが、かわいいつぼみの時が長く、「もう、そろそろ・・・」と、待ち遠しくなってきたころの開花は、ちょっと心憎い気もします。 【上の画像を拡大しました】 「総苞は鐘形で、総苞片はいずれも上端には紅紫色の付属体がある。 小花は全て筒状花で、先は5裂する。」 つぼみの様子から「姫ヒゴタイ」という名がつきましたが、 この紅紫色のヒラヒラは、花弁ではなく総苞の1部分でしたか。 【私の好きなヒメヒゴタイは】 やっぱり、“輝く18歳”です。 【シマサルナシ】 沿海地の山林に生える落葉つる性木本。雌雄同株。つるは赤褐色。葉は互生し、楕円形または卵形で、厚い紙質でややかたく、表面は光沢がある。葉腋から集散花序を出し、白い花を下向きにつける。花は直径1〜1.5p。果実は液果。長さ3〜4pの広楕円形、8〜10月に褐色に熟し、食べられる。 6月12日に開花確認したシマサルナシに、実がたくさんついていました。 “秋吉台のやまんば”さんが、「あの人に教えてから、1つも実が見られなくなった」と。 「あの人」様、どうかお味見は1つだけにして、やまんばさんに残しておいてください。 【そういえば、この姿を前にも見ました】 何年も前の観察会のあと、“秋吉台のやまんば”さんに連れてきてもらったのも、ここでした。 が、そのころは、「駐車場からあっちへ行って、やぶこぎがきつかった」と。 その日、斜面で白いセンブリの花がたくさん咲いていたのを覚えています。 |