2018年 11月28日  ハナイバナ − その2


11月26日の日記を書いていて、26日の個体は「越年草の生活形をとる個体」と知り、
近くに生えていた「一年草の生活形の個体」を撮ってきました。

【@高さ20cmほどが小群落をつくっていました − 畑のそばで】
18.11.28 撮影

         ハナイバナ Bothriospemum zeylanicum〈葉内花〉(ムラサキ科 ハナイバナ属)
                                             花期は1〜12月。
         道ばたや畑で普通に見られる一年草または越年草で、きわめて変化が多い。
         越年草の生活形をとる個体はロゼット状の根出葉があり、
         茎は基部でさかんに分枝して平面的に広がり、長さ30cmに達するが、
         一年草の生活形の個体は根出葉がなく、
         茎は基部から直立して中部で分枝し、枝は斜上して高さ6cmほどになる。
         枝は細く上向きの圧毛がある。
         根出葉と最下部の茎葉はさじ形で長さ0.8-4cm、幅058-1.5cm、
         縁は波打ち、長い葉柄があるが、茎葉はほとんど無柄で楕円形、
         長さ0.5-2.5cm、鈍頭、上部は次第に小さくなって茎の先までつき、
         両面に粗い毛があり、上面の毛の基部はやや白色盤状に肥厚する。
         花期は3〜12月。
         花は上部の葉腋につき、花柄は花時0.5-1mm、果時2-3.5mm。
         花冠は淡青紫色で径2-3mm、
         喉部の付属体は花冠と同色で円形、やや凹頭。
         北海道〜琉球・小笠原諸島、東アジア・東南アジア・南アジアに分布する。
         和名の意味は葉の間に花がある(葉内花)ためという説と、
         葉の縁が波打つ様子がしおれているように見えること(葉萎え花)に由来する
         という説がある。
         − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました − 一年草の生活形の個体は根出葉がなく
18.11.28 撮影
 「茎は基部から直立して中部で分枝し」

                                 
【A枝は斜上して高さ6cmほどになる
18.11.28 撮影

【Aを拡大しました − 花は上部の葉腋につき、花柄は花時0.5-1mm、果時2-3.5mm
18.11.28 撮影

【B花冠は淡青紫色で径2-3mm
18.11.28 撮影

【Bを拡大しました −喉部の付属体は花冠と同色で円形、やや凹頭。
18.11.28 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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