2016年 6月16日  ハイハマボッス


秋吉台では限られた場所ですが、見られるので「普通」にあると思っていましたが、
「山口県産高等植物目録」には『稀』、「秋吉台国定公園の高等植物」には記載がありません。
秋吉台では、私が2005年に見つけたのが最初の記録ということですね。

【@溝の中、草が茂っている所で小さな群落を見つけました】
16.6.15 撮影

         ハイハマボッスSamolus parviflorus〈這浜払子/別名ヤチハコベ〉
                         (サクラソウ科 ハイハマボッス属) 花期は5〜10月。
       ハマボッスに似ていて茎がやや地を這うことによる。
       海近くの湿地にまれに生える高さ10-30cmの多年草。
       全体無毛。
       茎は分枝して斜上し、細い。
       葉は互生し、長さ2-6cmの倒卵形〜広楕円形。
       先は円頭形で、基部は狭まって柄に流れる。
       まばらな総状花序に10〜20個の白色の花をつける。
       花は直径2-3mm。柄は1-2cmで斜開する。
       刮ハは球形で、直径2.5mm。

【@を拡大しましたまー上の方 − 海近くの湿地にまれに生える多年草
16.6.15 撮影
                                 
【@を拡大しました − 中ほど −  全体無毛。茎は分枝して斜上し、細い
16.6.15 撮影

【Aこちらは休耕田で】
16.6.15 撮影

【Aを拡大しました − まばらな総状花序に10〜20個の白色の花をつける
16.6.15 撮影

【Aを拡大しました】
16.6.15 撮影

【B − Aを別の角度から −花は直径2-3mm
16.6.15 撮影

ウィキペディアによりますと、
「ハイハマボッス属は、APG植物分類体系では、テオフラスタ科に分類されていたが、

最新のAPG植物分類体系第3版では、従来分類されていたサクラソウ科に移している」とのこと。

ハイハマボッスは、先ず調べようとした「野に咲く花」「山に咲く花」に載っていなかったので、
本当に稀な植物と理解しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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