10月3日 ハイハマボッス(サクラソウ科)
ハイハマボッス〈這浜払子/別名ヤチハコベ〉(サクラソウ科) 花期は6〜8月。 ハマボッスに似ていて茎がやや地を這うことによる。湿地にまれに生える多年草。茎は無毛、細く高さ10〜30pで、上部は分枝する。葉は倒卵形〜広楕円形。先は円頭形で、基部は狭まって柄に流れる。まばらな総状花序に10〜20個の白色の花をつける。花は直径2〜3o、柄は1〜2pで斜開する。 ハイハマボッスを見つけました。今度は秋吉台国定公園内です。 今年6月5日、国定公園から外れた湿地で初めて見た時は、高さ15pほどのが1本だけでしたが、今日見つけたのは約50×150pの範囲に群生していました。 【左上の画像を拡大しました】 見たとたん、ハイハマボッスと思いましたが、どの花序も枝分かれせず、葉の間にこぢんまりとまとまっています。 葉は、ハイハマボッスです。 【広がった花序がないものかと探したら】 もう果実になってはいますが、どうにか写っていました。 きっと、刈られた後に出てきて時期が遅く咲いたので、花序が広がらないのでしょう。 昨日の賑やかで楽しかった散策を胸に、今日はまたいつもの一人の歩きです。 何となくここに足が向き、群生しているスゲの下に、小さな艶のある葉が地面に張りつくように広がり、小さな白い花が咲いているのを見つけました。 ハイハマボッスは、載っているどの図鑑にも「まれに生える」とあり、山口県の絶滅危惧U類に指定されています。 |