アキノハハコグサGnaphalium hypoleucum〈秋の母子草〉
(キク科 ハハコグサ属) 花期は8月~10月。
やや乾いた山地に生える1年草。
茎は高さは30-60cmとなり、上部で分枝し、白い綿毛がある。
葉は被針形で長さ4-5cm、基部は半ば茎を抱いている。
裏面に密に白い綿毛があるが表面が緑色なので、
hypo(下が)leucum(白い)の学名がある。
散房状に多くの頭花をつける。
総苞は長さ球鐘形で長さ4mm、幅6-7mm、片は5列で淡黃色、花が終わると開く。
外片は短くて白毛がある。。
痩果に細点があり、冠毛は汚白色。
【② 「ハハコグサの花柱は花冠より短い」- 肉眼では確認できません】
14.11.27 撮影
【②を拡大しました 】
14.11.27 撮影
「ハハコグサの花柱は花冠より短い」
「アキノハハコグサの花柱は花冠より長い」
何枚も撮って一番ましな画像ですが、これは、やっぱりハハコグサ?
じっくりと見たことがなかったハハコグサ。
このたび茎の中部で分枝している株が見つかったことがきっかけで、時間をかけて観察しました。
分かりやすいと思い込んでいたハハコグサですが、図鑑どおりの形だけではなく、様々な形態があることが分かっただけでも収穫と言えますね?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|