2016年 5月29日  ゴウソ



【@長登の湿地で、今年の開花確認は4月25日でした】
16.5.1 撮影

         ゴウソ Carex maximowiczii〈郷麻/別名タイツリスゲ〉(カヤツリグサ科 スゲ属)
                                                花期は4〜5月。
       田のあぜや水辺、湿地などにごく普通に生える高さ40−70cmの多年草。
       短い匐枝を出して大きな株をつくる。
       茎は鋭い3稜形で上部はざらつく。
       葉は幅4-6mmの線形で裏面は粉白を帯びる。
       根本の葉は葉身がなく、葉鞘だけになる。
       小穂は2〜4個つき、長い柄があって垂れ下がる。
       頂小穂は雄性で長さ2-4cmの線形、柄は長さ0.5-1.5cm。
       雄鱗片は長さ4-4.5mm、半透明または褐色を帯び、鋭頭または短い芒がある。
       側小穂は雌性で円柱形、長さ3-5cm、柄は長さ1-4cm、下垂する。
       雌花は10〜15列、雌鱗片は卵状楕円形、長さ3-4mm、
       中肋はわずかに隆起し、帯褐色〜帯栗色、光沢があり、短い芒がある。
       果胞は長さ3.5-4.5mmの卵形〜広楕円形で、表面にごく細かい突起が密生する。
       柱頭は2個。

【A小穂は2〜4個つき、長い柄があって垂れ下がる
16.5.1 撮影
                                 
【Aを拡大しました −  頂小穂は雄性で長さ2-4cmの線形、柄は長さ0.5-1.5cm
16.5.1 撮影

【Aを拡大しました − 雄鱗片は長さ4-4.5mm、半透明または褐色を帯び、鋭頭または短い芒がある
16.5.1 撮影

【B側小穂は雌性で円柱形、長さ3-5cm、下垂する。雌花は10〜15列
16.5.1 撮影

【Bを拡大しました −雌鱗片は卵状楕円形、長さ3-4mm、中肋はわずかに隆起し、帯褐色〜帯栗色
16.5.1 撮影
「光沢があり、短い芒がある」


【C − @の26日後を】
16.5.27 撮影

【D】
16.5.27 撮影

【Dを拡大しました】
16.5.27 撮影

  ヒメゴウソを見つけてゴウソとの違いを勉強し、ゴウソの日記は、なんと、12年ぶりの更新です。

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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