アゼナルコ Carex dimorpholepis 〈畦鳴子/別名アゼナルコスゲ〉
(カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は5〜6月。 垂れ下がった小穂を鳥を追う鳴子に見立てたもの。 川岸や田のあぜなどの湿地に生える高さ40-80cmの多年草。 茎は鋭い3稜形で上部はざらつく。 葉は黄緑色でややかたく、幅0.4-1cmの線形。 根元の葉は茶褐色の葉鞘だけになっている。
小穂は4〜7個、柄があって垂れ下がり、長さ3-6cmの円柱形。
上方のものは雌雄性、雄花の部分は細い。
下方のものは雌性。柱頭は2個。 雌花の鱗片の先にはざらざらした長い芒がある。
果胞は長さ2.5-3mmの扁平な広卵形で、細かな突起がある。
【A小穂は4〜7個、柄があって垂れ下がり、長さ3-6cmの円柱形】
16.5.13 撮影
【B上方の小穂は雌雄性、雄花の部分は細い】
16.5.13 撮影
【Bを拡大しました −雄花の部分は細い】
16.5.13 撮影
【C下方の小穂は雌性 − 下方の小穂ですが、一部雄花がついています】
16.5.13 撮影
【Cを拡大しました − 柱頭は2個】
16.5.13 撮影
【D上の株の2週間後を撮りました】
16.5.27 撮影
【Dを拡大しました】
16.5.27 撮影
【E雌小穂は】
16.5.27 撮影
【Eを拡大しました】
16.5 .27 撮影
2014年5月7日の日記「アゼナルコ」の画像は、
『湿地に稀』のオタルスゲが池の中で大群生していたものでした。
アゼナルコとオタルスゲは、小穂が垂れ下がることは同じでも、全然違うのに。
池の中で近寄れなかったことはありますが、それにしても…。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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