2021年 7月30日 ギンセンカ |
ギンセンカ Hibiscus trionum〈銀銭花/別名チョウロソウ〉(アオイ科 フヨウ属) 花期は7〜10月。 銀銭花は花の形による。 別名の朝露草は、午前中に花がしぼむのを朝露のもろさに見立てている。 地中海沿岸原産。 道端、休耕田、荒れ地などに生える1年草または越年草。 高さ30-60cm、若い茎には開出した長い毛がまばらにある。 葉は柄があり、葉身は掌状に3〜5深裂〜全裂し、 裂片はさらに羽状に中裂〜深裂して鈍頭、両面に長毛がある。 花期は8〜10月。 葉腋に花柄を伸ばし、淡黄色の花を上向きに開く。 花は径約3cmほど。 花の基部につく小苞は10個内外に全裂し、 各裂片は線形、縁に開出する長毛がまばらにある。 萼片は広卵形で顕著な黒い稜があり、透明で膜質、開出毛が著しい。 花弁の基部に黒っぽい斑紋がある。 萼は花が終わると大きく膨らんで果実を包む。 北海道〜琉球に帰化。 原産地:地中海沿岸。世界各地に広く帰化している。 メモ:園芸植物として栽培される。放浪植物として知られ、 生育地は常に変動し、永続性がない。 また花は朝方咲いて午後にはしぼむので朝露草(チョウロソウ)の名もある。 − 「日本の帰化植物」 −
「放浪植物として知られ、生育地は常に変動し、永続性がない」。 ギンセンカを長い間見ていないと思ったら、前回は2015年で、その場所では見られなくなっています。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |