2016年 3月11日  フキ



ほろ苦い早春の味フキノトウは、苞に包まれたつぼみです。そのため開花確認に苦労します。
雄株は花が終わると枯れ、雌株は花のあと高さ50cmほどになり、
白花で地味な存在から一転、我が世の春を謳歌します。 − 「秋吉台で出会った花 改訂版」


【@2月5日に開花確認した雌株の群落で − ここの頭花は紅色を帯びています】
16.3.7 撮影

           フキPetasites japonicus〈蕗〉(キク科 フキ属) 花期は2〜4月。
         山野に生える多年草。地下茎を伸ばして増える。雌雄異株。 
         葉は花後に地下茎の先に叢生し、腎円形で幅15-30cm、
         縁に微凸状の歯があり、基部は深い心形。
         早春、葉が出る前に花茎を伸ばし、散房状に頭花をつける。
         両性花は結実せず、機能的に雄性で柱頭はこん棒状。
         雌性花の柱頭は糸状。
         雄株は高さ10-25cm、黄白色の頭花を散房状に多数つける。
         頭花はすべて両性の筒状花からなり、直径7-10mm、稔らない。
         雌株では、花茎に頭花を密散房状につけるが、のちに高さ45cmくらいに伸びる。
         頭花は直径7-10mm、縁に多数の雌花、
         内に少数の両性花があるが、花粉はできない。
         淡緑色の苞に包まれた若い花茎がフキノトウ(雄株・雌株)。


【A − @の花序 − 頭花は直径7-10mm
16.3.7 撮影
                                 
【Aを拡大しました − 1つの頭花 − 縁に多数の雌花、内に少数の両性花があるが花粉はできない
16.3.7 撮影

【B − @と同じ場所で別の株を】
16.3.7 撮影

【C − Bの花序】
16.3.7 撮影

【Cを拡大しました − 1つの頭花】
16.3.7 撮影

【D別の場所で撮った雌株を − これが普通で頭花は白色】
16.3.10 撮影

【Dを拡大しました】
16.3.10 撮影

* * * * * 雄株* * * * *

【E咲き始めの雄株 − 雄株は、黄白色の頭花を散房状に多数つける
12.3.14 撮影

【Eを拡大しました − 頭花はすべて両性の筒状花からなり、直径7-10mm
12.3.14 撮影

【F花盛りの雄頭花】
14.3.3 撮影

【Fを拡大しました − 両性花は結実せず、機能的に雄性で柱頭はこん棒状
14.3.3 撮影お


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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