2023年 3月21日 フデリンドウ |
フデリンドウGentiana zollingeri〈筆竜胆〉(リンドウ科 リンドウ属) 花期は3〜5月。 山野の腐植質の多い明るい林床や林縁に生える越年草で、 高さ3-10cm、ロゼット葉はない。 茎葉は広卵形でやや厚く、縁は白く、細突起があり、 裏面はしばしば紫色を帯び、長さ5-10mm。 花は4〜5月、茎の上部に少数が密接してつき、花柄はごく短い。 萼筒は長さ約7mm、裂片は広披針形で直立し、筒部の長さの約半分。 花冠は青紫色、長さ12-15mm、先は5裂し、 裂片と裂片の間に小さい副片があり、陽を受けて平開する。 刮ハはやや花冠から超出する。 種子は紡錘形で、長さ約0.3mmと非常に小さく、やy光沢がある。 南千島・北海道〜九州、朝鮮半島・中国に分布する。 花色に変化が多く、白花品にシロバナフデリンドウf.albiflora Tuyama、 淡紅花品にトキイロフデリンドウf.violascens Asaiの名がついている。 − 改訂新版「日本の野生植物4」 − 【A 山野の腐植質の多い明るい林床や林縁に生える越年草】
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、 学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |