エゾニガクサ Teucrium veronicoides〈蝦夷苦草/別名ヒメニガクサ〉
(シソ科 ニガクサ属) 花期は6〜8月。 山地にややまれに生える多年草。
茎は高さ20-30cmで直立し、長さ1-2mmの開出する毛が多い。
葉は長さ2.5-4cmの卵形〜広卵形で、先はややとがり、
基部はやや広いくさび形、ときにやや浅心形となり、1-2cmの柄がある。
花穂は長さ3〜5cm、ごくまばらに一方向に偏って、淡紅色の花をつける。 萼は長さ3mm内外で、一面に腺毛がある。
花冠は1唇状で長さ8-10mm、雄しべは4本で、湾曲して花外に突き出す。
[山口県絶滅危惧TA類]
【@を拡大しました − 葉は卵形〜広卵形で、先はややとがり、1-2cmの柄がある】
17.725 撮影
【@を拡大しました】
17.7.25 撮影
【A花穂は長さ3〜5cm、ごくまばらに一方向に偏って、淡紅色の花をつける】
17.7.25 撮影
【B花冠は1唇状で長さ8-10mm、雄しべは4本で、湾曲して花外に突き出す】
17.7.25 撮影
毎年4〜5回、夏の一番暑い時期に咲くエゾニガクサの花だけを目的に、一人で通い続け、
いつの間にか6年が過ぎています。
今日も、その場所で何度も繰り返してきた同じ動作を淡淡とやったら、目に入りました。
花は小さくて、しかもいびつ。それでも見間違うことはありませんでした。
日記のための画像を撮ることは頭になく、ほかに花がつかない2個体があったのを撮ることも忘れ、
ただこの一つの花に何度もシャッターを押しました。
エゾニガクサの花を撮れる日が再び訪れました。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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