2019年 10月5日  エゴマ



【@初めて今年見た場所で −県道わきの空き地 】
19.10.5 撮影

         エゴマ Perilla frutescens〈荏胡麻〉(シソ科 シソ属) 花期は 9〜10月。
        東南アジアの原産で、
        分果からエゴマ油をとるために一部の地域で栽培され、
        また本州〜九州の低山地に広く野生化する。
        特異な臭気があり、花穂は密に花がつき、
        萼は大きくて果時長さ1cmにもなり、分果も径約2mm。
         −改訂新版「日本の野生植物5」 −

        東南アジア原産の1年草。
        種子からとる油から荏油(えのあぶら)で、日本でも古くから栽培された。
        荏油は灯火用のほか、油紙や雨傘、提灯などの防水用に使われた。
        茎は四角形でよく枝分かれし、高さは60-90cmになる。
        茎や葉には白い毛があり、全体に特有の臭気がある。
        葉は対生し、長さ7-12cmの卵円形で、先はとがり、ふちには鋸歯がある。
        花期は8〜10月。
         − 山渓ポケット図鑑「秋の花」 −

【@を拡大しました − 葉は対生し、卵円形で、先はとがり、ふちには鋸歯がある
19.10.5 撮影
                                 
【A葉の表面を拡大しました − 茎や葉には白い毛があり
19.10.5 撮影

【B葉裏は紫色がかり…】
19.10.5 撮影

【Bを拡大しました − 脈上に長毛があります】
19.10.5 撮影

【Bを拡大しました − 腺点を確認】
19.10.5 撮影

【@を拡大しました −特異な臭気があり、花穂は密に花がつき
19.10.5 撮影

【C花は白色で、大きな苞が目立ちます
19.10.5 撮影


* * * * * 昨年、初めてエゴマを見つけた林道わきで * * * * *

【E草刈りがあったらしく、全体小さな株を数個体確認しました】
19.10.5 撮影

【F特異な臭気があり、花穂は密に花がつき
19.10. 5 撮影

【Fを拡大しました − 花は白色で、大きな苞が目立ちます】
19.10.5 撮影

【G葉の表面 − 脈は紅紫色で − 葉には白い毛があり
19.10.5 撮影

【H葉の裏面 − 帯紫色】
19.10. 5 撮影

【Hを拡大しました − 腺点を確認】
19.10.5 撮影

 2か所の個体は、全体の姿は少々違って見えましたが、以下の特徴は共通でした。

 ・全体にレモンエゴマ・シソ・アオジソとは違う特異な臭気がある。
 ・葉は卵円形で鋭尖頭、鋸歯縁、両面に白毛、裏面は帯紫色で、腺点がある。
 ・花穂は密に白花がつき、苞は大きい。
 

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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