ボタンウキクサ Pistia stratiotes L.〈牡丹浮草〉(サトイモ科 ボタンウキクサ属)
花期は 9月〜。 南アフリカ原産ともいわれる浮遊生の水生植物。 暖地では常緑多年草となる。 根は羽毛状に分裂して水中に垂れ下がり、ときに水底につく。 主茎はごく短く、普通葉と膜状葉が見かけ上交互についてロゼット状に広がり、 葉の間から走出枝を出し、先端に子苗を生ずる。 普通葉はビロード状に短毛が密生し、倒長三角形〜倒卵形で、 長さ30cmに達し、基部は次第に細まり、 頂部は切形でやや凹凸がある。 膜状葉は薄くて半透明、若時は芽を袋状に包み、後に破れて主茎の基部を包む。
花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色、
中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、外側は有毛、 高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る。
花序軸は大部分仏炎苞と合着し、基部に雌花1個がつき、 頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、
基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する。
果実は袋状の液果で、水中で不規則に破れ、種子を放出する。
【A花が咲いた株を上から撮りました】
15.9.10 撮影
【Aを拡大しました − 花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色】
15.9.10 撮影
【B中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、外側は有毛】
15.9.10 撮影
【C花序軸は大部分仏炎苞と合着し、基部に雌花1個がつき】
15.9.10 撮影
「頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する」
【D花序を横から撮りました】
15.9.10 撮影
【E今日2つ目の花序】
15.9.10 撮影
観察を引き受けてくれていた齊藤さんに「ほら、これです」と、教えてもらってやっと確認できました。
私の目では、開花したかどうかをとても判別できそうにないと思いました。
来年は、自力で確認できるか、9月に入ったら観察に熱を入れようと(今は)思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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