2014年 11月17日  ボタンウキクサ観察記録



【@ため池で見つけ、同行のAさんがネットで調べて『ボタンウキクサ』と教えてくれました】
14.8.6 撮影

         ボタンウキクサ Pistia stratiotes L.〈牡丹浮草〉(サトイモ科 ボタンウキクサ属)
                                                  花期は 夏〜秋。
        南アフリカ原産ともいわれる浮遊生の水生植物。
        暖地では常緑多年草となる。
        根は羽毛状に分裂して水中に垂れ下がり、ときに水底につく。
        主茎はごく短く、普通葉と膜状葉が見かけ上交互についてロゼット状に広がり、
        葉の間から走出枝を出し、先端に子苗を生ずる。
        普通葉はビロード状に短毛が密生し、倒長三角形〜倒卵形で、
        長さ30cmに達し、基部は次第に細まり、
        頂部は切形でやや凹凸がある。
        膜状葉は薄くて半透明、若時は芽を袋状に包み、後に破れて主茎の基部を包む。
        花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色、
        中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、外側は有毛、
        高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る。
        花序軸は大部分仏炎苞と合着し、基部に雌花1個がつき、
        頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、
        基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する。
        果実は袋状の液果で、水中で不規則に破れ、種子を放出する。
               

【A浮遊していて、水の流れのままに向こう岸にかたまってしまいました】
14.8.12 撮影

「葉腋に長さ5mmほどの黄白色の仏炎苞に包まれた花序を多数つけるが、小さくて目立たない」
                                 
【B花序を見つけたくて頑張りました(FUJIFILM X20)
14.8.22 撮影

【Bを拡大しました − 中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、
                           高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る

14.8.22 撮影

【C花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色、
14.9.3 撮影

【Cを拡大しました − 中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、
                      高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る

14.9.3 撮影

【D振り返って、このときが『花期』だったと思うのですが】
14.9.15 撮影

【Dを拡大しました − 頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、
        基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する

14.9.15 撮影

【E】
14.9.21 撮影

【Eを拡大しました】
14.9.21 撮影
【F】
14.9.21 撮影

【G】
14.10.17 撮影

【H花は終わった?】
14.10.17 撮影

【I水から引き上げてみました】
14.10.17 撮影

【J】
14.11.2 撮影

【Jを拡大しました】
14.11.2 撮影

今年これから花が咲くとは思えないので残念ですが、ボタンウキクサは、今年の『新しく見つけた花』
に加わりません。
肉眼で見つけられるかどうか分からない小さな花で、とても『きれい』とは言えない花と思われますが、
来年また、花を見るまで頑張りましょう。、


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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