ボタンウキクサ Pistia stratiotes L.〈牡丹浮草〉(サトイモ科 ボタンウキクサ属)
花期は 夏〜秋。
南アフリカ原産ともいわれる浮遊生の水生植物。
暖地では常緑多年草となる。
根は羽毛状に分裂して水中に垂れ下がり、ときに水底につく。
主茎はごく短く、普通葉と膜状葉が見かけ上交互についてロゼット状に広がり、
葉の間から走出枝を出し、先端に子苗を生ずる。
普通葉はビロード状に短毛が密生し、倒長三角形〜倒卵形で、
長さ30cmに達し、基部は次第に細まり、
頂部は切形でやや凹凸がある。
膜状葉は薄くて半透明、若時は芽を袋状に包み、後に破れて主茎の基部を包む。
花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色、
中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、外側は有毛、
高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る。
花序軸は大部分仏炎苞と合着し、基部に雌花1個がつき、
頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、
基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する。
果実は袋状の液果で、水中で不規則に破れ、種子を放出する。
【A浮遊していて、水の流れのままに向こう岸にかたまってしまいました】
14.8.12 撮影
「葉腋に長さ5mmほどの黄白色の仏炎苞に包まれた花序を多数つけるが、小さくて目立たない」
【B花序を見つけたくて頑張りました(FUJIFILM X20)】
14.8.22 撮影
【Bを拡大しました − 中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、
高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る】
14.8.22 撮影
【C花序は見かけ上葉の間に生じ、ほとんど無柄、直立し、淡緑色、】
14.9.3 撮影
【Cを拡大しました − 中央付近でくびれた1枚の仏炎苞に囲まれ、
高さ0.5-1.2cm、上半部は水上に出る】
14.9.3 撮影
【D振り返って、このときが『花期』だったと思うのですが】
14.9.15 撮影
【Dを拡大しました − 頂部は仏炎苞のくびれより上で分離し、 基部に小さな肉質の苞片があり、雄花数個が輪生する】
14.9.15 撮影
【E】
14.9.21 撮影
【Eを拡大しました】
14.9.21 撮影
【F】
14.9.21 撮影
【G】
14.10.17 撮影
【H花は終わった?】
14.10.17 撮影
【I水から引き上げてみました】
14.10.17 撮影
【J】
14.11.2 撮影
【Jを拡大しました】
14.11.2 撮影
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今年これから花が咲くとは思えないので残念ですが、ボタンウキクサは、今年の『新しく見つけた花』
に加わりません。
肉眼で見つけられるかどうか分からない小さな花で、とても『きれい』とは言えない花と思われますが、
来年また、花を見るまで頑張りましょう。、
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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