アワコガネギク Chrysanthemum.boreale〈泡黄金菊/別名キクタニギク〉
(キク科 キク属) 花期は 10~11月。 黄色い小さな花が密集して咲く様子を泡に例えたもの。 別名は菊渓菊で、京都北山の菊渓にちなむ。 山麓のやや乾いた崖などに生える高さ1-1.5mの多年草。 茎は叢生し、上部には白い軟毛が多い。 葉は長さ5-7cmの広卵形で羽状に深裂し、裂片の先はとがる。 頭花は黃色で直径約1.5cm。 総苞は長さ約4mm。 総苞片は3~4列に並び、外片は線形または狭長楕円形。 分布:本州(岩手県~近畿地方)・九州(北部)
【②地上部はほとんど枯れていますが、この色をシマカンギクでは見たことがありません】
15.12.12 撮影
【②を拡大しました - 葉が薄くやわらかく、『泡黄金菊』は葉から付けられたのかと思うくらい】
15.12.12 撮影
【③「地上部が冬枯れすると、元の株の根元から芽のようなものがでて、新しい株になります」】
15.12.12 撮影
【④これも株の根元から出ています】
15.12.12 撮影
* * * * * おまけ* * * * *
【⑤サンシュユ(植栽品)の赤い実がきれいでした - 長登銅山跡で】
15.12.12 撮影
サンシュユ Cornus officinalis〈山茱萸/別名ハルコガネバナ・アキサンゴ〉
(ミズキ科 ミズキ属) 花期は 3月。
【⑥】
15.12.12 撮影
【⑦キクラゲが - 枯れた枝か別の蔓なのか?】
15.12.12 撮影
【⑦を拡大しました】
15.12.12 撮影
* * * * * * * * * *
|
10月23日、キク属が専門の研究者、Sさんが、染色体数を調べようと、根が付いた生体を1本採られ、
専門機関に送られました。
- Sさんからのメール -
「根が着いたので染色体は春にみることになりました。
まあキクタニギク(アワコガネギク)で間違いないとのことでした。
花も送ったのですが、実がついてなかったそうです。
菊は自家不和合なので、一株では種ができません」
「菊は多様なので、自家不和合でない株も稀にありますし、
実は種子も少しはできることがあるようです」。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|