2017年 3月9日  アオキ・カキドオシが開花しました



【①アオキ - 小さな個体で咲いていました - 昨年の開花確認が1月15日だったため、随分遅いと思いましたが】
17.3.9 撮影

          アオキ Aucuba japonica〈青木〉(ミズキ科 アオキ属) 花期は3~5月。
         1年中青々としていることからこの名がある。
         山地の林内に生える高さ2-3mになる常緑低木。雌雄異株。
         若枝は緑色で無毛。
         葉は対生し、長さ8-10cmの長楕円形。
         先はとがり、基部は広いくさび形で、ふちに粗い鋸歯がある。
         質は厚く、表面は光沢がある。     
         前年枝の枝先に円錐花序をだし、紫褐色の小さな花を多数つける。
         雌雄とも花は直径約1cm。花弁は4個、長卵形で先端は鋭くとがる。
         雄花序は長さ7-15cmと大きく、雄花には雄しべが4個あり、葯は淡黄色。
         雌しべは退化している。
         雌花序は長さ2-5cmと小さく、雌花には雄しべがなく、雌しべが1個ある。
         果実は核果。
         長さ1.5-2cmの楕円形で、秋に赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。


【①を拡大しました - 2015年- 3月22日、14年-3月27日、13年-3月22日開花確認で】
17.3.9 撮影
むしろ、今年の開花は例年より早めということなのです。
                                 
【②花に近づいて - 雄花。淡黃色のつぶつぶは花粉?】
17.3.9 撮影

【③写真展で展示したアオキ - 花序が伸びてきた花盛りの頃です】
13.4.3 撮影

【③を拡大しました - 雄花】
13.4.3 撮影

【④雌花を - 2016年1月15日の日記から】
12.4.12 撮影


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【⑤カキドオシ - 林縁の日当たりの良い斜面で咲いていました】
17.3.9 撮影

         カキドオシ Glechoma hederacea ssp.grandis
                  〈垣通し/別名カントリソウ〉(シソ科 カキドオシ属) 花期は3~6月。
       花のあと茎がつる状になり、垣根を通り抜けて伸びることによる。
       つるの節から根を出して増える。別名は子供の癇をとる薬にしたことによる。
       野原や道ばたに生える高さ5-25cmの多年草。
       葉は対生し、長さ1.5-2.5cm、幅2-3cmの腎円形で、鈍い鋸歯がある。
       葉腋に長さ1.5-2.5cmの淡紫色の唇形花を1~3個ずつつける。

       下唇は中裂し、側裂片は小さい。
       中央裂片は前に大きく突きだし、濃紫色の斑紋と白い毛が目立つ。

【⑤を拡大しました】
17.3.9 撮影
                                
【⑥花を別の角度から - 中央裂片は前に大きく突きだし、濃紫色の斑紋と白い毛が目立つ
17.3.9 撮影

【⑦写真展で展示したカキドオシ - 花盛りの頃です】
12.4..9撮影

【⑦を拡大しました - 毛の様子が写っていないのは、1台前のカメラでの撮影だからです】
12.4.9 撮影

こんな古い画像しかなかったことを深く反省し、今年しっかり撮り直すつもりです。
しっかり撮らなければいけないのは、
コミヤマミズ・ニワゼキショウ・セイヨウミヤコグサ・チチコグサ・ナガミヒナゲシ・
モモ・ヤマザクラ・ツルアジサイ・イロハモミジ・キリ・タラヨウ・ゴマギ… ワーッ!

※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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