2016年 1月15日 アオキ |
アオキ Aucuba japonica〈青木〉(ミズキ科 アオキ属) 花期は3〜5月。 1年中青々としていることからこの名がある。 山地の林内に生える高さ2-3mになる常緑低木。雌雄異株。 若枝は緑色で無毛。 葉は対生し、長さ8-10cmの長楕円形。 先はとがり、基部は広いくさび形で、ふちに粗い鋸歯がある。 質は厚く、表面は光沢がある。 前年枝の枝先に円錐花序をだし、紫褐色の小さな花を多数つける。 雌雄とも花は直径約1cm。花弁は4個、長卵形で先端は鋭くとがる。 雄花序は長さ7-15cmと大きく、雄花には雄しべが4個あり、葯は淡黄色。 雌しべは退化している。 雌花序は長さ2-5cmと小さく、雌花には雄しべがなく、雌しべが1個ある。 果実は核果。 長さ1.5-2cmの楕円形で、秋に赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。 【A − @と同じ花序です】
昨年までで一番早かったのが、2007年・2009年の3月20日、 一番遅かったのが2003年の4月5日。 昨年は3月22日に開花確認しています。 ウメが昨年12月に開花してから、早春に開花してきた樹木を見て回っています。 今のところ、1月に開花したのは、ケヤマハンノキとアオキ。 予報では、これから「この時期らしい寒さ」になるとのことですが、 同じ条件で開花が随分早まる種がある一方で、例年どおりの様子のヒサカキやキブシなど、 それぞれの開花のタイミングは、どの時期の条件で決まるのでしょうか。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |