2016年 1月15日  アオキ


例年3月下旬に開花のアオキ2株が開花しているのを昨日1月14日、確認しました。


【@雄花序 − 雌雄異花の樹木の多くは、雄花が先に開花します】
16.1.14 撮影

          アオキ Aucuba japonica〈青木〉(ミズキ科 アオキ属) 花期は3〜5月。
         1年中青々としていることからこの名がある。
         山地の林内に生える高さ2-3mになる常緑低木。雌雄異株。
         若枝は緑色で無毛。
         葉は対生し、長さ8-10cmの長楕円形。
         先はとがり、基部は広いくさび形で、ふちに粗い鋸歯がある。
         質は厚く、表面は光沢がある。     
         前年枝の枝先に円錐花序をだし、紫褐色の小さな花を多数つける。
         雌雄とも花は直径約1cm。花弁は4個、長卵形で先端は鋭くとがる。
         雄花序は長さ7-15cmと大きく、雄花には雄しべが4個あり、葯は淡黄色。
         雌しべは退化している。
         雌花序は長さ2-5cmと小さく、雌花には雄しべがなく、雌しべが1個ある。
         果実は核果。
         長さ1.5-2cmの楕円形で、秋に赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。


【A − @と同じ花序です】
16.1.14 撮影
                                 
【Aを拡大しました】
16.1.14 撮影

【B別の株の雄花序】
16.1.14 撮影

【Bを拡大しました】
16.1.14 撮影


* * * * * アオキの雌花序を * * * * *

【C 2015年12月23日の日記から】
12.4.12 撮影

【Cを拡大しました】
12.4.12 撮影


アオキの開花記録を調べたら、
昨年までで一番早かったのが、2007年・2009年の3月20日、
一番遅かったのが2003年の4月5日。
昨年は3月22日に開花確認しています。

ウメが昨年12月に開花してから、早春に開花してきた樹木を見て回っています。
今のところ、1月に開花したのは、ケヤマハンノキとアオキ。
予報では、これから「この時期らしい寒さ」になるとのことですが、
同じ条件で開花が随分早まる種がある一方で、例年どおりの様子のヒサカキやキブシなど、
それぞれの開花のタイミングは、どの時期の条件で決まるのでしょうか。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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