１２月２６日　今年を振り返って − その４

５月２５日、淡いピンクの大きな花が咲く野バラ、ツクシイバラを秋吉台で初めて見つけました。
ツクシイバラは「山口県産高等植物一覧」では『やや普通』。秋吉台にあっても不思議ではありません。
半月後、台上の石灰岩に這い何年も「ピンクのヤマイバラ」としていた株もツクシイバラと分かりました。
　　　０９．５．２５　撮影
　　　

ツクシイバラ〈筑紫薔薇〉（バラ科　バラ属）　花期は５〜６月。 　　　　　　　　　母種のノイバラより全体にやや大きい。 　　　　　　　　　花は淡紅色または白色で、直径３〜５cmと大きい。 　　　　　　　　　花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生するのが特徴。 　　　　　　　　　葉裏の毛は少なく、葉軸は無毛で腺毛が生える。 　　　　　　　　　分布：四国・九州、朝鮮半島南部、中国中西部。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　０９．５．２６　撮影 「花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生するのが特徴」 　クロミノサワフタギやウラジロマタタビが咲く林で、ほとんど時期を同じくして咲くピンクの野バラをなぜ何年も気づかなかった？ 　台上で石灰岩の上で何年も見ていたピンクの花の野バラを「ピンクのヤマイバラ」と思いこんだままでいたか？ 　見つけた喜びよりも反省点が多かったツクシイバラです。 ※　日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。